左: 過飽和色のマテリアル
右: ビデオ カラーのチェックにより、ビデオしきい値を超えている領域が黒で示される
そのようなカラーがコンピュータからビデオに送られると、ブラーやファズを起こすことがあります。このような「違法」カラー(「ホット」カラー)を含むピクセルには、サンプル オブジェクト上でフラグが付けられます。
3ds Max では、レンダリング時に違法カラーを自動修正するよう設定できます。この設定は、[カスタマイズ](Customize)/[基本設定](Preferences)ダイアログ ボックスの[レンダリング](Rendering)タブで行います。
このオプションは、目安としてのみ使用するようにしてください。レンダリングされるシーンにおけるカラーは、マテリアルのカラーだけではなく照明の強さやカラーによって異なります。サンプル スロットで安全とみなされたマテリアルでも、いくつかの明るいライトのもとでレンダリングされると不正になることがあります。ビデオでは、80 ~ 85 % 以下の彩度のカラーを使用すると安全です。
不正なビデオ カラーがあるかどうかを確認するには:
これで、アクティブなサンプル スロットは「不正な」ピクセルを黒色でレンダリングします。不正なピクセルには、安全なビデオしきい値を超えたカラーが含まれています。
[ビデオ カラーをチェック](Video Color Check)によって不正カラーが検出されたら、問題のマテリアル カラーの彩度を下げてみます。
ビデオ システムを変更するには:
ビデオシステムをチェックする既定値は NTSC です。ビデオのチェックを PAL に変更することができます。
ビデオシステムの基本設定を変更しても、サンプル スロットは自動的に更新されません。ビデオをいったんオフにし、再びオンにして変更を確認します。