スキャンライン ActiveShade レンダリングは 2 手順のプロセスです。最初に初期化パスがあり、次に更新パスがあります。
初期化パス
レンダリングが遅くなることがあります。初期化パスはレンダリングで最も時間がかかる部分を受け持ち、更新シェーディング パスをできるだけ素早く開始できるようにします。初期化は次のような手順で行います。
- シーンのジオメトリをメッシュで評価します。
- スペース ワープを適用します。
- 変換とクリッピングを行います。
- テクスチャとシェーディング マテリアルを評価します。
- 最適化を実行して後処理を高速化します。たとえば、同一ピクセル内の同一サーフェスからフラグメントを構成するような場合です。
初期化の結果、バッファが作成されます。これは G-バッファのような圧縮レンダリングで、次の更新シェーディングの段階で使用されるレンダリング情報やその他の情報が含まれます。
初期化パスの進行状況は、ActiveShade ウィンドウの上端を移動するピクセル(既定値は白)で表示されます。
更新シェーディング パス
最初のパスである、初期化パスで作成されたバッファで更新シェーディングを行います。シーンのライトやマテリアルを変更すると、このバッファの情報を使ってピクセルの色が変更されます。
更新パスの進行状況は、ActiveShade ウィンドウの右端を下に移動するピクセル(既定値は白)で表示されます。