i-drop インジケータ

World Wide Web を製品情報の主要なソースとしてサポートするために、i-drop™ テクノロジを開発し、製造元やデザイナーが標準的な Web ページを使用してデザイン データを発行したり、取得したりできるようにしました。

i-drop インジケータは、World Wide Web 上のコンテンツに対し、ドラッグ アンド ドロップ操作で Autodesk ソフトウェアに転送できることを示すために使用されます。i-drop インジケータでは、コンテンツ作成者が作成時に対応し、転送先のアプリケーションが対応していれば、任意の種類のファイル(ジオメトリやラスタ ファイルなど)のコンテンツを利用できます。

たとえば、あるインテリア デザイナーが 3ds Max シーン内に特定の備品を埋め込む必要があるとします。幸い、Kohler 社などのメーカーが配管用備品の i-drop ライブラリを含む Web サイトを所有しています。このサイトはオンラインで閲覧でき、設計しているシーンに目的の照明装置をドラッグ アンド ドロップすることができます。そのファイルをダウンロードして挿入する必要はありません。i-drop が有効になっている Web サイトから MAX ファイルをドラッグし、そのジオメトリを直接 Autodesk 製品にドロップすることができます。

ジオメトリ以外に、フォトメトリック データ、コスト情報、マテリアルなどもドラッグ アンド ドロップできます。

Web ページ内の i-drop オブジェクトは、コンテンツ提供者のサーバと Autodesk ソフトウェア ユーザのデスクトップの間のオープン ゲートウェイです。i-drop オブジェクトが組み込まれた Web ページの外観と動作は、標準的な Web ブラウザの標準的な Web ページと同様に設計できます。プロバイダの Web ページから i-drop オブジェクトをドラッグし、デスクトップまたはアプリケーションにドロップするだけです。

デスクトップまたはアプリケーションは、i-drop ターゲットになります。i-drop ターゲットは、1 つまたは複数の特定のクリップボード形式でデータを要求し、その内容を受信します。この機能は、「i-drop 対応」と呼ばれます。i-drop は、システム既定値のクリップボード形式でデータを配信します。アプリケーションが受け取る内容は、要求したクリップボード形式に依存します。たとえば、ユーザがデスクトップにドラッグすると、デスクトップにファイルが渡されます。ユーザがテキスト エディタにドラッグすると、テキスト エディタにはテキスト データが渡されます。デスクトップまたはアプリケーションに渡される内容は、i-drop には依存していません。