Simulation Composite Analysis で最適な収束解を実現する、適切な時間増分のステップおよび非線形解析コントロールを定義します。
24 層レイアップ を使用して、モデルのジオメトリを既に定義しているので、荷重ステップを作成することができます。多くの線形弾性解析では、ステップごとに 1 つの増分のみが必要です。しかし、単一の増分は進行性破損シミュレーションには不適切です。
- Abaqus/CAE を開き、[Step]モジュール に切り替えます。
- Load_Step という名前の新しい静的で一般的なステップを作成します([Step] > [Create])。
- この例では、[Edit Step]ダイアログ ボックスで [Increment size]の[Initial]および[Maximum]を 0.01 に設定します。
- [OK]をクリックします。
Simulation Composite Analysis を使用した場合に強力な収束を実現するには、解析コントロールを既定の状態から変更する必要があります。
- メイン ツールバーから[Other] > [General Solution Controls] > [Edit] > [Load_Step]をクリックして[General Solution Controls]ダイアログ ボックスを開きます。警告は無視して[Specify]ラジオ ボタンをクリックします。
- [Time Incrementation]タブで、I0 および IR 両方の値に 1000 を入力します。
- 「more」というラベルが付いた最初のタブをクリックし、IP、IC、IL、IS の値に 1000 を入力します。IT を 10 に設定します。
- [OK]をクリックします。
Load_Step の解析コントロール値を大きくすることで、Abaqus で Simulation Composite Analysis が提供する改善された収束特性をフルに活用できます。
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