Volume Light パラメータ

Volume Parameters セクションは、Volume Light の Control ウィンドウにあります(「Control ウィンドウの使用」を参照してください)。

ボリューム ライトには、ボリュームのシェイプやライト/フォースのボリューム内での方向を定義する、多くのパラメータがあります。

Shape

BOXSPHERECYLINDERCONETORUS の中から、Volume Light の形状を定義します。 既定の設定は SPHERE です。

注: このオプションは、Volume Light ツールのオプション ボックスからも使用できます。

また Transform を使用して、Volume Light の位置を決めたり、シェイプを変更したりすることができます。モデリング ウィンドウのライト アイコン、または SBD ウィンドウの Light 上の DAG ノードに Transform を適用してください。

Specular

光沢のコンポーネントにライトが影響を与えるようにします (Intensity の値が負であれば、Specular をオフに設定します)。既定の設定はオンです。

Decay

ライトのボリューム内で、その輝度が減衰する割合を制御します (Volume Light の Decay パラメータは、他のライトの Decay パラメータと少し異なります)。スライダ レンジは 1~10 です。既定値は 1 です。

0 減衰なし(ライトがボリューム内のすべてのものに届き、外部のものには届かない)
> 0 ライトの輝度はボリュームの中心からエッジに向かって減衰する。たとえば、値を 0.5 に設定すれば、中心からエッジに向かってライトの輝度が直線的に減衰する。1 に近い値では、輝度は中心から非常に急激に減衰する。0 に近い値では、輝度は中央で緩やかに減衰し、エッジの近くで急激に減衰する。
< 0 ライトの輝度はボリュームのエッジから中心に向かって減衰する。

ライトが減衰する方向は、Volume Light の Shape 設定によって異なります。

Shape 減衰方向
BOXSPHERE 中心からあらゆる方向
CYLINDERCONE 主軸の方向
TORUS 主軸に対して垂直方向

Active EffectsEmit Particlesオンにすると、Decay 値によって、ボリューム内でパーティクルが放射される場所が制御されます。Decay を正の大きい値に設定すれば、パーティクルの放射はボリュームの中心部に集中します。負の大きい値に設定すれば、パーティクルの放出はボリュームの表面だけに限られます。

Active EffectsForce が設定されている(つまりオフでない)場合、Decay の値はライトのボリューム内で距離に従って Force の強度が減衰する割合を制御します。

Decay Start

ライトの輝度が減衰し始める、ボリュームの中心からの距離を定義します。スライダ レンジは 0~1 です。既定値は 0 です。

Dropoff

CONECYLINDER の Volume Light の場合、主軸からライトのエッジまで光の輝度が減衰する割合を制御します。スライダ レンジは 1~10 です。一般的な値は 0~50 です。1 以下の値では、事実上変化はなく、Volume の半径に従ってライトの輝度が減衰されません。既定の値は 0(減衰なし)です。Volume Light の Dropoff パラメータは Spot Light の Dropoff パラメータに似ています(Dropoff を参照してください)。

Dropoff Start

減衰が始まるボリュームの主軸からの距離を定義します。スライダ レンジは 0~1 です。既定値は 0.5 です。

Torus Radius

TORUS Volume Light の大径に対する小径の比を定義します。スライダレンジは 0~0.5 です。既定の値は 0.5 です(この場合、典型的なベーグルの形になり、「穴」のポイントは 1 つです)。

Cone End Radius

CONE Volume Light の円錐の終端の半径を定義します。Cone End Radius の値が負であれば、円錐の方向は逆になります。スライダレンジは 0(真の円錐)から 1(円柱)です。既定値は 0.1 です。

Arc

CONESPHERETORUSCYLINDER のVolume Light が占めるボリュームの回転度を定義します。スライダ レンジは 0~360 です。既定値は 360 です(全体のボリューム)。

Directionality

全方向の光に対する一定方向の光の割合を示します。スライダレンジは 0(光は Ambient Light のようにあらゆる方向から来る)から 1(光はディレクショナル ライトのように 1方向からのみ来る)までです。既定値は 1 です。

Direction Vectors

Direction Vectors セクションは、ライトのディレクショナル コンポーネントの方向を定義します。Directionality の値が 0 の場合、Direction Vectors は効果がありません。

Active EffectsEmit Particlesオンにすると、Direction Vectors により、パーティクルの初期方向が決まります。Active EffectsForce が設定されている(つまりオフでない)場合、Direction Vectors はライトのボリューム内の Force の方向を制御します。

Concentric

ライトのディレクショナル コンポーネントの方向がボリュームの軸方向を向くか逆方向を向くかを設定します。スライダ レンジは、-1(軸の方に向く)から 1(軸と反対の方に向く)です。既定値は 1 です。

Directional

ボリュームの軸に沿った、ライトのディレクショナル コンポーネントの方向。スライダ レンジは -1(軸の下方向)から 1(軸の上方向)までです。既定値は 0 です。

Radial

ボリュームの軸に対する、ライトのディレクショナル コンポーネントの角度。スライダ レンジは -1(軸に対して負の角度)から 1(軸に対して正の角度)までです。既定の値は 0(軸に対して垂直)です。