概要 - モデル空間およびペーパー空間から印刷する(VBA/ActiveX)

一般的に、間取り図のような大きな図面を印刷するときは、実際の作図単位を、印刷するインチまたはミリメートルに変換する尺度を指定することができます。

しかしモデル空間から印刷するときは、設定が指定されない場合に使用される既定にはシステム プリンタへ出力、現在の表示を印刷、尺度自動調整、回転角度 0、オフセット 0,0 が含まれます。印刷設定を修正するには、モデル空間と関連付けられた Layout オブジェクト上のプロパティを変更します。

アクティブなモデル空間レイアウトの表示範囲を印刷する

この例では、まずアクティブな空間がモデル空間かどうかを確認します。次にいくつかの印刷設定を行います。最後に、印刷が PlotToDevice メソッドを使用して送信されます。

Sub Ch9_PrintModelSpace()
    ' Verify that the active space is model space
    If ThisDrawing.ActiveSpace = acPaperSpace Then
        ThisDrawing.MSpace = True
        ThisDrawing.ActiveSpace = acModelSpace
    End If

    ' Set the extents and scale of the plot area
    ThisDrawing.ModelSpace.Layout.PlotType = acExtents
    ThisDrawing.ModelSpace.Layout. _
 StandardScale = acScaleToFit

    ' Set the number of copies to one
    ThisDrawing.Plot.NumberOfCopies = 1

    ' Initiate the plot
    ThisDrawing.Plot.PlotToDevice
End Sub

デバイス名は、ConfigName プロパティを使用して指定することができます。このデバイスは、PlotToDevice メソッドで PC3 ファイルを指定することで上書きすることができます。

ペーパー空間から印刷する

ペーパー空間レイアウトを印刷できます。アクティブなレイアウトは、前のセクションで説明した方法で印刷することも、印刷するレイアウトの名前を指定して印刷することもできます。