AutoCAD は、Unicode 体系をサポートしています。Unicode フォントには、さまざまな言語の文字形状に対応する 65,535 文字が含まれています。現在では、AutoCAD SHX シェイプ フォントのすべてが Unicode フォントです。
漢字などのテキスト ファイルには、ASCII 以外の文字が多数含まれています。このような文字を収容するために、AutoCAD はビッグフォント ファイルという特殊なシェイプ定義を使用しています。文字スタイルでは、通常のフォント ファイルとビッグフォント ファイルを両方とも使用できます。FontFile プロパティを使用して、通常のフォントを指定します。ビッグフォントは、BigFontFile プロパティを使用して指定します。
AutoCAD では、あるフォントを他のフォントの代わりに使用したり、既定のフォントを設定することができます。
次の例は、FontFile プロパティと BigFontFile プロパティを変更します。この例に示しているパス情報を、各自のシステムに応じたパスおよびファイル名に置き換える必要があります。
Sub Ch4_ChangeFontFiles() ThisDrawing.ActiveTextStyle.BigFontFile = "C:/AutoCAD/Fonts/bigfont.shx" ThisDrawing.ActiveTextStyle.FontFile = "C:/AutoCAD/Fonts/italic.shx" End Sub