図面内の任意の点またはフィーチャから引出線を記入し、記入時にその外観をコントロールすることができます。
引出線には、線分セグメントまたは滑らかなスプライン曲線を使用することができます。引出線の色は、現在の寸法線の色により決定されます。引出線の尺度は、現在の寸法スタイルで設定された寸法図形全体の尺度により決定されます。矢印がある場合は、その種類および大きさは、現在の寸法スタイルで定義されている 1 番目の矢印により決定されます。
フック ラインという短い線は、通常は注釈と引出線を結びます。フック ラインは、最後の引出線セグメントと水平線の角度が 15 度よりも大きい場合に、マルチ テキストおよび公差記入枠とともに表示されます。フック ラインは、矢印 1 つ分の長さになります。引出線に注釈がない場合は、フック ラインは描画されません。
引出線を記入するには、AddLeader メソッドを使用します。このメソッドでは、引出線を記入する場所を指定する座標配列、注釈オブジェクト(引出線に注釈を設定しない場合は NULL)、記入する引出線のタイプという 3 つの値を指定する必要があります。
引出線のタイプは、引出線に線分を使用するか、滑らかなスプライン曲線を使用するかを指定します。引出線の矢印の有無も指定します。引出線のタイプを指定するには、次のいずれかの定数を使用します。acLineNoArrow、acLineWithArrow、acSplineNoArrow、acSplineWithArrow。 これらの定数は、複数を同時に指定することはできません。
次の例は、モデル空間に引出線を記入します。引出線と関連付けられる注釈はありません。
Sub Ch5_CreateLeader() Dim leaderObj As AcadLeader Dim points(0 To 8) As Double Dim leaderType As Integer Dim annotationObject As AcadObject points(0) = 0: points(1) = 0: points(2) = 0 points(3) = 4: points(4) = 4: points(5) = 0 points(6) = 4: points(7) = 5: points(8) = 0 leaderType = acLineWithArrow Set annotationObject = Nothing ' Create the leader object in model space Set leaderObj = ThisDrawing.ModelSpace. _ AddLeader(points, annotationObject, leaderType) ZoomAll End Sub