AutoCAD ではさまざまなイベントがサポートされているので、アプリケーション環境または図面の変更をモニタすることができます。
AutoCAD には、以下の 3 つのタイプのイベントがあります。
- アプリケーション レベルのイベントは、AutoCAD アプリケーションおよびその環境の変化により引き起こされます。これらのイベントは図面のオープン、保存、クローズ、および印刷、新しい図面の作成、AutoCAD コマンドの発行、ARX と LISP アプリケーションのロードまたはロード解除、システム変数の変更、およびアプリケーション ウィンドウの変更により引き起こされます。
- ドキュメント レベルのイベントは、特定のドキュメントまたはその内容の変化により引き起こされます。これらのイベントはオブジェクトに対する追加、削除、または変更、ショートカット メニューのアクティブ化、ピックファースト選択セットの変更、作図ウィンドウへの変更、および図面の再作図により引き起こされます。図面のオープン、クローズ、および印刷、あるいは図面からの ARX と LISP アプリケーションのロードまたはロード解除でも、ドキュメント レベルのイベントが発生します。
- オブジェクト レベルのイベントは、特定のオブジェクトの変化で引き起こされます。現在のところ、オブジェクト レベルのイベントは 1 つだけです。これはオブジェクトが修正されるたびに発生します。
イベントに応答するサブルーチンは「イベント ハンドラ」と呼ばれ、指定されたイベントが発生するたびに自動的に実行されます。 BeginOpen イベント内の図面名などの、イベントに含まれる情報は、パラメータを介してイベント ハンドラに渡されます。