新しい文字は、現在の文字スタイルの高さ、幅係数、斜体角度、および文字生成プロパティを継承します。
文字スタイルを作成するには、Add メソッドを使用して新しい TextStyle オブジェクトを作成し、それを TextStyles コレクションに追加します。Add メソッドは、入力として 文字スタイル名を受け取ります。一度作成すると、AutoCAD ActiveX オートメーションを使用して文字スタイル名を変更することはできません。
文字スタイル名には、文字、数字、特殊文字のドル記号($)、アンダースコア(_)、ハイフン(-)が使用できます。AutoCAD では、文字スタイル名は大文字に変換されます。文字スタイル名を入力しないと、AutoCAD は自動的にその文字スタイルを「スタイルn」とします。ここで、n は、1 から始まる一連の番号です。新規スタイルにはそれぞれ、1 ずつ数を増やして名前が付けられます。
TextStyle オブジェクトのプロパティを変更することにより、既存の文字スタイルを修正できます。その修正を反映することで、その文字スタイルが割り当てられた既存の文字を更新することもできます。TextStyle オブジェクトを修正するには、次のプロパティを使用します。
既存の文字スタイルのフォントや方向を変更すると、そのスタイルを使用している文字はすべて変更され、新しいフォントや方向になります。文字高さ、幅係数、傾斜角度を変更しても、既存の文字は変更されませんが、次に作成する文字オブジェクトから有効になります。