概要 - リンク モードを選択する(Visual LISP IDE)

プロジェクトをコンパイルすると、Visual LISP はプロジェクト内の関数呼び出しに直接および間接的にリンクすることができます。

注: Visual LISP IDE は Windows でのみ使用可能です。

Visual LISP のコンパイラにプロジェクト内の関数を直接リンクするよう指示すると、コンパイラはメモリ内の関数定義を参照することによって、明示的なすべての関数呼び出しを直接リンクしようとします。これに対して関数を間接的にリンクすると、コンパイラは、Visual LISP が後で関数の実際のメモリ位置を検索するために使用するシンボルへの参照を作成します。直接リンクすると、コンパイルされたコードのパフォーマンスが向上し、関数が再定義されないようにコードが保護されます。しかし、アプリケーションが関数を再定義する必要があるときは、その関数を直接リンクすることはできません。

関数が直接リンクされると、コンパイラは、関数名を完全にドロップすることによってさらに 1 レベル最適化することができ、その結果その関数はユーザには見えなくなり、他のプログラムからマスクされます。

注: AutoCAD に書き出されるシンボル(たとえば、C: で始まる関数名)は、どのような場合にもドロップされません。