プログラムの変数を検査する

Visual LISP は、プログラムの作成やデバッグに必要なツールのすべてを提供します。中でも最も重要なツールは、「ウォッチ」です。このツールを使用することにより、Visual LISP のコンソール ウィンドウに表示されるよりも詳細に、変数を検査することができます。関数の実行中に、関数内のローカル変数を監視することもできます。

変数の値を監視するには

  1. Visual LISP のメニューから[デバッグ] [ウォッチを追加]を選択します。[ウォッチ式を追加]ダイアログ ボックスが表示されます。

    検査する変数の名前を入力します。この例では、コンソール ウィンドウで設定した変数 gp_PathData を指定します。[ウォッチ]ウィンドウが表示されます。

    上図のように、[ウォッチ]ウィンドウの一行ごとに変数の値が表示されます。この場合、変数の値は長いリストで、値全体を見ることはできません。ウィンドウの境界をドラッグして[ウォッチ]ウィンドウのサイズを変更することもできますが、さらに良い方法があります。

  2. [ウォッチ]ウィンドウ内の変数名をダブルクリックします。これにより、[検査]ウィンドウが表示されます。

    [検査]ウィンドウには、検査した変数のデータ タイプ(この場合は、LIST)と、変数の値が表示されます。リストでは、リストの各項目がそれぞれ独自の行に表示されます。

  3. 連想リストのキー 11 の行をダブルクリックします。他の[検査]ウィンドウが開きます。
  4. 変数の検査が終了したら、すべての[検査]ウィンドウを閉じます。ただし、[ウォッチ]ウィンドウは開いたままにしておきます。