entget (AutoLISP)

オブジェクト(図形)の定義データを取得します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(entget ename [applist])
ename

タイプ: ads_name

情報を取得する図形の名前。ename 引数には、グラフィカル図形または非グラフィカル図形のどちらかを指定できます。

applist

タイプ: リスト

登録されているアプリケーション名のリスト。

戻り値

タイプ: ads_name

ename 引数の図形定義を含んだ連想リスト。省略可能な applist 引数を指定した場合、entget 関数は、指定されたアプリケーションに関連付けられた拡張データも返します。リスト内のオブジェクトには、図形データの各項目ごとに AutoCAD の DXF™ グループ コードが割り当てられます。

AutoLISP が使用する DXF グループ コードは、DXF ファイル内のグループ コードと少し異なることに注意してください。

たとえば、図面内で直前に作成されたオブジェクトが、点(1,2)と点(6,5)を結ぶ線分であるとします。entlast 関数を使用して最後のオブジェクトの図形名を取得し、その名前を entget 関数に渡すコードを、次の例に示します。

(entget (entlast))
((-1 . <Entity name: 1bbd1d0>) (0 . "LINE") (330 . <Entity name: 1bbd0c8>)
(5 . "6A") (100 . "AcDbEntity") (67 . 0) (410 . "Model") (8 . "0") (100 . "AcDbLine")
(10 1.0 2.0 0.0) (11 6.0 5.0 0.0) (210 0.0 0.0 1.0))