entnext (AutoLISP)

図面内の次のオブジェクト(図形)の名前を返します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(entnext [ename])

ename

タイプ: ads_name

既存の図形の名前。

戻り値

タイプ: ads_name または nil

entnext 関数を引数なしで呼び出すと、データベース内の削除されていない図形の中の最初の図形の名前を返します。ename 引数を entnext 関数に与えた場合は、データベース内の ename の直後にある削除されていない図形の名前を返します。データベース内に次の図形が存在しない場合は、nil を返します。entnext 関数は、主図形と従属図形の両方を返します。

例

(setq e1 (entnext))				; Sets e1 to the name of the first entity in  the  drawing

(setq e2 (entnext e1))	; Sets e2 to the name of the entity following e1

注: ssget 関数が選択する図形は主図形であり、ブロックの属性やポリラインの頂点ではありません。entnext 関数を使用して従属図形を検索していくことにより、複合図形の内部構造にアクセスできます。従属図形の名前を取得すると、他の図形と同様にその従属図形を操作できます。entnext 関数を使用して従属図形名を取得すると、SEQEND[シーケンス終了]図形が見つかるまで entnext 関数で調べて、次にその図形から、主図形名であるグループ -2 を抽出することにより、親図形を見つけることができます。