vlr-undo-reactor (AutoLISP/ActiveX)

UNDO[元に戻す]イベントを通知する編集リアクタ オブジェクトを作成します。

サポートされているプラットフォーム: Windows のみ

構文と要素

(vlr-undo-reactor data callbacks)
data

タイプ: 整数、実数、文字列、リスト、VLA オブジェクト、セーフ配列、バリアント、T、nil

リアクタ オブジェクトに関連付ける任意の AutoLISP データ。または、関連付けるデータが存在しない場合は nil

callbacks

タイプ: リスト

次の形式のペアのリスト。

(event-name . callback_function)

  • event-name は、次の「UNDO リアクタ イベント」のいずれかです。

    UNDO リアクタ イベント

    イベント名

    説 明

    :vlr-undoSubcommandAuto

    UNDO[元に戻す]コマンドの[自動(A)]オプションが実行された直後

    :vlr-undoSubcommandControl

    UNDO コマンドの[コントロール(C)]オプションが実行された直後

    :vlr-undoSubcommandBegin

    UNDO コマンドの[開始(BE)]オプションが実行されたとき。[開始(BE)]オプションは、1 つの単位として元に戻すことができる一連のコマンドの開始をマークします。

    :vlr-undoSubcommandEnd

    UNDO コマンドの[終了(E)]オプションが実行された直後。UNDO コマンドの終了オプションは、1 つの単位として元に戻すことができる、一連のコマンドの終了をマークします。

    :vlr-undoSubcommandMark

    UNDO コマンドの[マーク(M)]オプションが実行される直前。これは、UNDO ファイルにマーカーを設定して、UNDO コマンドの[後退(B)]オプションによって、そのマーカーまで操作を戻せるようにします。

    :vlr-undoSubcommandBack

    UNDO コマンドの[後退(B)]オプションが実行される直前。UNDOコマンドの[後退(B)]オプションは、最も新しいマーカーまで、すべての操作を戻します。マーカーが存在しないときは、UNDO ファイルの最初まで操作を戻します。

    :vlr-undoSubcommandNumber

    UNDO コマンドの[取り消す操作の数]オプションが実行される直前(UNDO コマンドの既定の動作)。

  • callback_function は、イベントが発生したときに呼び出される関数を示すシンボルです。各コールバック関数は、次の 2 つの引数を受け入れます。

    reactor_object: コールバック関数を呼び出した VLR オブジェクト。

    list: 特定のイベントに関連付ける特別なデータ要素のリスト。個々のイベントに対するこのリストの内容については、「UNDO リアクタ コールバック データ」の表を参照してください。

    UNDO リアクタ コールバック データ

    名前

    リストの長さ

    パラメータ

    :vlr-undoSubcommandAuto

    2

    最初のパラメータは、アクティブかどうかを示す整数。この値は常に 4 で、操作が行われた後に通知が発生したことを示します。

    2 番目のパラメータは、自動モードの状態を示すシンボル。自動モードがオンの場合は T、オフの場合は nil

    :vlr-undoSubcommandControl

    2

    最初のパラメータは、アクティブかどうかを示す整数。この値は常に 4 で、操作が行われた後に通知が発生したことを示します。

    2 番目のパラメータは、UNDO 動作のコントロール オプションを示す整数。次の 1 つを指定することができます。

    0: [なし(N)]オプションが選択されました

    1: [一回(O)]が選択されました

    2: [すべて(A)]が選択されました

    :vlr-undoSubcommandBegin

    :vlr-undoSubcommandEnd

    :vlr-undoSubcommandMark

    :vlr-undoSubcommandBack

    1

    整数値 0(ゼロ)は、実際の操作が実行される前に通知が発生したことを示します。

    :vlr-undoSubcommandNumber

    2

    最初のパラメータは、アクティブかどうかを示す整数。値は常に 0(ゼロ)。実際の操作が実行される前に通知が発生したことを示します。

    2 番目のパラメータは、元に戻すステップの数を示す整数。

戻り値

タイプ: VLR オブジェクト

callback_function からの reactor_object 引数。

N/A