vl-some (AutoLISP)

1 つの要素の組み合わせに対して、テスト結果が nil かどうかをチェックします。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(vl-some predicate-function lst [lst ...])
predicate-function

タイプ: サブルーチンまたはシンボル

テスト関数。vl-some 関数に提供されるリストと同じ数の引数を受け入れ、ユーザが指定した任意の条件で T を返す任意の関数を指定できます。predicate-function 引数の値は、次の形式のいずれかが指定可能です。

  • シンボル(関数名)
  • '(LAMBDA (A1 A2) ...)
  • (FUNCTION (LAMBDA (A1 A2) ...))
lst

タイプ: リスト

テストするリスト。

戻り値

タイプ: リストまたは nil

predicate-functionnil 以外の値を返した場合はその値。それ以外の場合は nil

注意

vl-some 関数は、引数として指定された各リストの最初の要素をテスト関数に渡し、次に各リストの次の要素を渡すというように、各リストの要素を順にテスト関数に渡します。引数の組み合わせに対してテスト関数が nil 以外の値を返すと、評価を中止します。または、要素数のもっとも少ないリストのすべての要素を処理するまで、評価を継続します。

次の例は、nlst(数値リスト)に、等しい要素が連続して存在するかどうかをチェックしています。

(setq nlst (list 0 2 pi pi 4))
(0 2 3.14159 3.14159 4)

(vl-some '= nlst (cdr nlst))
T