概要 - ラジオ クラスタを処理する(DCL)

ラジオ ボタンはラジオ クラスタに表示され、ユーザに複数のオプションから 1 つを選択させることができます。

注: AutoLISP での DCL のサポートは Windows のみに制限されています。

各ラジオ ボタンの値は、オンの場合は「1」、オフの場合は「0」(ゼロ)です。ラジオ クラスタの値は、現在選択されているボタンの key 属性です。プログラマブル ダイアログ ボックス(PDB)機能は、クラスタ内のラジオ ボタンの値を管理し、一度に 1 個のボタンだけをオンにします。各ラジオ ボタンにアクションを割り当てることはできますが、ラジオ クラスタ全体にアクションを割り当ててからクラスタの値をテストして、どのラジオ ボタンが選択されたかを調べる方が便利です。

次の例を見てみましょう。ラジオ クラスタは、ユーザがダイアログ ボックスを閉じた後に 3 次元オブジェクトのどのビューを表示するかをコントロールします。クラスタには 4 個のラジオ ボタンがあります。

(action_tile "view_sel" "(pick_view $value)")
...
(defun pick_view (which)
  (cond
    ((= which "front") (setq show_which 0))
    ((= which "top") (setq show_which 1))
    ((= which "left") (setq show_which 2))
    ((= which "right") (setq show_which 3))
  )
)

上の例は、複数の値をとる 1 つの変数に関連付けられたラジオ ボタンを示しています。これらの変数により、ダイアログ ボックスでの選択を使用禁止にするなど、他のアクションが必要になることもあります。ラジオ クラスタが大きい場合は、関連する値をテーブルに保存できます。テーブルを使用する場合は、クラスタ内のボタンの順序に依存しないよう、そのテーブルを構造化してください。PDB 機能がこのような制限を課すことはなく、DCL の定義が変われば順序も変わることがあります。