autoload (AutoLISP)

関連する AutoLISP ファイルをロードするためのコマンド名を事前に定義します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(autoload filename cmdlist)
filename

タイプ: 文字列

cmdlist 引数で定義されたコマンドの 1 つが、コマンド プロンプトに対して入力されたときにロードされる AutoLISP ファイル。filename 引数でパスを省略した場合は、サポート ファイルの検索パスを使用してファイルが検索されます。ファイル名の拡張子(.lsp.fas、または .vlx)も省略することができます(Windows のみ)。

cmdlist

タイプ: リスト

文字列のリスト。

戻り値

タイプ: nil

常に nil を返します。

filename に関連付けられたコマンドが指定されたファイルで定義されていない場合、そのコマンドを入力すると AutoCAD はエラー メッセージを表示します。

注意

ユーザが cmdlist 引数で指定されたコマンドを初めて入力したとき、AutoCAD は filename 引数で指定されたアプリケーションをロードし、そのコマンドを実行します。

重要: AutoCAD 2014 ベースの製品から、システム変数 SECURELOAD を 1 または 2 に設定している場合は、カスタム アプリケーションはセキュア モードでのみ機能することになりました。セキュア モードで動作している場合、プログラムはコードを含むファイルを信頼する場所からロードおよび実行するように制限されます。信頼する場所は、システム変数 TRUSTEDPATHS で指定します。

AutoCAD のコマンド プロンプトに対して APP1、APP2、APP3 コマンドを初めて入力したときに、bonusapp.lsp ファイルが自動的にロードされるようにします。

(autoload "BONUSAPP" '("APP1" "APP2" "APP3"))