type (AutoLISP)

指定された項目のタイプを返します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(type item)
item

タイプ: 各種

シンボル。

戻り値

タイプ: 各種または nil

item 引数のデータ タイプ。nil と評価される項目(値が代入されていないシンボルなど)については、nil が返されます。データ タイプは、次の表に示すアトムのいずれかとして返されます。

type 関数が返すデータ タイプ

データ タイプ

説 明

図形名

図形名

EXRXSUBR

外部 ObjectARX アプリケーション

FILE

ファイル ディスクリプタ

整数

整数

リスト

リスト

PAGETB

関数ページング テーブル

選択セット

選択セット

実数

浮動小数点数

SAFEARRAY

セーフ配列

文字列

文字列

SUBR

内部 AutoLISP 関数またはコンパイル済み(FAS または VLX)ファイルからロードされた関数。

AutoCAD コマンド プロンプトからロードされた LISP ソース ファイル内の関数が SUBR として現れることもあります。

SYM

シンボル

VARIANT

バリアント

USUBR

LISP ソース ファイルからロードされたユーザ定義関数

VLA-object

ActiveX オブジェクト

たとえば、次のように割り当てたとします。

(setq a 123 r 3.45 s "Hello!" x '(a b c))
(setq f (open "name" "r"))

then

(type 'a)                   returns  SYM
(type a)                    returns  INT
(type f)                    returns  FILE
(type r)                    returns  REAL
(type s)                    returns  STR
(type x)                    returns  LIST
(type +)                    returns  SUBR
(type nil)                  returns  nil

次のコードは、type 関数に引数を渡しての使用例です。

(defun isint (a)
   (if (= (type a) 'INT)    is TYPE integer?
     T                      yes, return T 
     nil                    no, return nil 
   )
)