他のユーザ呼び出しコマンドに応答する

リアクタ ベースのアプリケーションを書くとき、アプリケーションに関係するオブジェクトに影響するすべてのコマンドを処理する必要があります。不可欠なプログラム設計作業の 1 つは、AutoCAD のすべての編集コマンドを調べ、それぞれに対するアプリケーションの応答方法を決定することです。レッスン 6 の最後の方で紹介したリアクタ追跡シートは、この作業に最適です。ユーザが使用するであろうコマンドを呼び出し、アプリケーションが応答しなければならない動作の種類を書き留めます。考えに含めなければならない他のアクションを、次に示します。

問題が複雑になり過ぎないように、このチュートリアルでは、カバーしなければならない可能性をすべてカバーすることはしません。また、このレッスンで扱う機能は、最小限にとどめています。

これらの特別なコマンドに対する完全な機能を作成しない場合でも、次のように、その他のいくつかの編集関数を調べてください。

しかし、最初は次のような仕様にします。

注: ユーザが呼び出す AutoCAD コマンドに加えて、図形が、AutoLISP や ObjectARX® アプリケーションによって修正または削除されることもあります。庭園の歩道のチュートリアルで提供されたサンプルは、(entdel <polyline entity>)などの、庭園の歩道のポリライン境界に対するプログラム的な操作をカバーしていません。ここでは、編集リアクタ イベント :vlr-commandWillStart および :vlr-commandEnded は、トリガされません。