AutoLISP® プログラムの開発は、AutoCAD® の何らかの機能を自動化したいというところから始まります。繰り返し使用する作図機能を高速化したいとか、複雑な操作を簡単にしたいなどです。このチュートリアルの場合、作成するプログラムで作図する庭園の歩道は、ユーザからの初期入力に基づく、各種の構成要素からなる複雑な形状です。次に、その形状を示します。
庭園の歩道を描くために、プログラムは次のことを行います。
- 始点、終点、幅を取得し、長方形の境界を描きます。境界は、任意の 2D 方向にすることができます。どれだけ大きくできるか、または小さくできるかについての制限はありません。
- タイルのサイズと間隔の値を入力するよう、プロンプトが表示されます。単純な円形のタイルを境界内に敷き詰めます。ただし、互いに重なったり、境界と交差することはありません。
- タイルは、列が交互になるように配置します。
どのように動作するかは、AutoCAD に付属のアプリケーションの完成バージョンを実行して確認することができます。
付属のサンプルを実行するには
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をクリックします。
- Tutorial¥VisualLISP フォルダから gardenpath.vlx を選択し、[ロード]をクリックします。
- [閉じる]をクリックします。
- コマンド プロンプトに対して、gpath と入力します。
- 最初の 2 つのプロンプトに対して、AutoCAD の作図領域で、始点と終点を指定します。
- プロンプト「Half width of path:」に対して、2 と入力します。
- [Garden Path Tile Specifications]ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。