プログラム全体の目標を決定する

AutoLISP® プログラムの開発は、AutoCAD® の何らかの機能を自動化したいというところから始まります。繰り返し使用する作図機能を高速化したいとか、複雑な操作を簡単にしたいなどです。このチュートリアルの場合、作成するプログラムで作図する庭園の歩道は、ユーザからの初期入力に基づく、各種の構成要素からなる複雑な形状です。次に、その形状を示します。

庭園の歩道を描くために、プログラムは次のことを行います。

どのように動作するかは、AutoCAD に付属のアプリケーションの完成バージョンを実行して確認することができます。

付属のサンプルを実行するには

  1. [管理]タブ [アプリケーション]パネル [アプリケーション ロード]をクリックします。
  2. Tutorial¥VisualLISP フォルダから gardenpath.vlx を選択し、[ロード]をクリックします。
  3. [閉じる]をクリックします。
  4. コマンド プロンプトに対して、gpath と入力します。
  5. 最初の 2 つのプロンプトに対して、AutoCAD の作図領域で、始点と終点を指定します。
  6. プロンプト「Half width of path:」に対して、2 と入力します。
  7. [Garden Path Tile Specifications]ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。