vlax-invoke-method (AutoLISP/ActiveX)

指定された ActiveX メソッドを呼び出します。

サポートされているプラットフォーム: Windows のみ

構文と要素

(vlax-invoke-method obj method arg [arg ...])
obj

タイプ: VLA オブジェクト

オブジェクト

method

タイプ: シンボルまたは文字列

呼び出されるメソッドの名前を指定するシンボルまたは文字列。

arg

タイプ: 整数、実数、文字列、リスト、VLA オブジェクト、バリアント型、セーフ配列、T、nil

呼び出すメソッドに渡す引数。引数のタイプのチェックは行われません。

戻り値

タイプ: 整数、実数、文字列、リスト、VLA オブジェクト、バリアント型、セーフ配列、T、nil

呼び出したメソッドによって異なります。

注意

この関数は、AutoCAD 2000 以前は vlax-invoke という名前でした。

次の例では、AddCircle メソッドを使用して、現在の AutoCAD 図面に円を描きます。

AddCircle メソッドへの最初の引数は、円の中心の位置を指定します。このメソッドでは、倍精度実数の 3 要素の配列を含んだバリアント型として、中心を指定する必要があります。vlax-3d-point 関数を使用して、AutoLISP の点リストを、必要なバリアント型データ タイプに変換することができます。

(setq circCenter (vlax-3d-point '(3.0 3.0 0.0)))
#<variant 8197 ...>

vlax-invoke-method 関数を使用して、AddCircle メソッドで円を描きます。

(setq mycircle (vlax-invoke-method mspace 'AddCircle circCenter 3.0))
#<VLA-OBJECT IAcadCircle 00bfd6e4>