read-line (AutoLISP)

キーボードまたは開いているファイルから、行の終了マーカーが現れるまで、文字列を読み込みます。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(read-line [file-desc])
file-desc

タイプ: ファイル

開いているファイルを指し示すファイル ディスクリプタ(open 関数で取得)。file-desc 引数を指定しないと、read-line 関数はキーボード入力バッファから情報を取得します。

戻り値

タイプ: 文字列

read-line 関数が読み込んだ文字列で、行の終了マーカーを含みません。ファイルの終端に達した場合、read-line 関数は nil を返します。

Windows

ファイルを読み込みモードで開きます。

(setq f (open "c:\\my documents\\new.tst" "r"))
#<file "c:\\my documents\\new.tst">

read-line 関数を使用して、ファイルから行を読み込みます。

(read-line f)
"To boldly go where nomad has gone before."

次は、ユーザが入力した行を取得します。

(read-line)
To boldly go
"To boldly go"
Mac OS

ファイルを読み込みモードで開きます。

(setq f (open "/my documents/new.tst" "r"))
#<file "/my documents/new.tst">

コマンド:

read-line 関数を使用して、ファイルから行を読み込みます。

(read-line f)
"To boldly go where nomad has gone before."

次は、ユーザが入力した行を取得します。

(read-line)
To boldly go
"To boldly go"