foreach (AutoLISP)

リストのすべてのメンバーに対して式を評価します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(foreach name list [expr...])
name

タイプ: シンボル

リスト内の各要素を割り当てる変数。

list

タイプ: リスト

順に調べて評価するリスト。

expr

タイプ: リスト

list の各要素に対して評価する式。

戻り値

タイプ: 整数、実数、文字列、リスト、T、nil、ads_name

最後に評価された expr の結果。expr 引数を省略した場合、foreach 関数は nil を返します。

注意

foreach 関数は、リスト内を順に調べ、その各要素を変数に割り当てながら、リスト内のすべての要素に対して、それぞれの式を評価します。指定できる式の数に、制限はありません。

リスト内の各要素を表示します。

(foreach n '(a b c) (print n))
A
B
C C

foreach 関数は、リスト内の各要素を表示し、最後の要素である C を返します。このコマンドは次のコマンド シーケンスと同じですが、foreach 関数は最後に評価した式の結果のみを返すという点で、両者は異なります。

(print a) 
(print b) 
(print c)