ファイル ディスクリプタは、AutoLISP の open 関数で開いたファイルへのポインタです。
open 関数は、このポインタを英数字のラベルで返します。ファイル ディスクリプタは、ファイルを読み込んだり、書き出したり、ファイルを閉じるためのその他の AutoLISP の関数の引数として指定します。
ファイルを取り扱う場合は、次の関数を使用します。
次の例は、読み込み用として myinfo.dat というファイルを開きます。open 関数は、file1 変数に格納されるファイル ディスクリプタを返します。
(setq file1 (open "c:\\myinfo.dat" "r")) #<file "c:\\myinfo.dat">
ファイルは、AutoLISP プログラムの中で明示的に閉じるまでは開いたままです。close 関数は、ファイルを閉じます。次のコードは、変数 file1 に格納されているファイル ディスクリプタのファイルを閉じます。
(close file1) nil