ssname (AutoLISP)

選択セットの指定されたインデックス番号の要素のオブジェクト(図形)名を返します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(ssname ss index)
ss

タイプ: ads_name

選択セット。

index

タイプ: 整数または実数

選択セット内の要素。選択セットの先頭の要素のインデックスは 0(ゼロ)です。選択セット内の 32767 を超えるインデックスの図形にアクセスするには、index 引数に実数を指定する必要があります。

戻り値

タイプ: ads_name または nil

成功した場合は図形名。index 引数が負の場合や、選択セット内の最大番号の図形より大きい場合、ssname 関数は nil を返します。

注意

ssget 関数が取得する選択セットの図形名は、常に主図形の名前です。従属図形(属性、ポリライン頂点)は、返しません(entnext 関数を使用すると、それらにアクセスできます)。

選択セット内の最初の図形の名前を取得します。

(setq ent1 (ssname ss 0))
<Entity name: 1d62d68>

選択セット内の 4 番目の図形の名前を取得します。

(setq ent4 (ssname ss 3))
<Entity name: 1d62d90>

選択セット内の 32767 を超えるインデックスの図形にアクセスするには、次の例のように、index 引数に実数を指定する必要があります。

(setq entx (ssname sset 50843.0))