[フィールド]ダイアログ ボックス

フィールド値の変更に応じて自動的に更新できる複数の文字列フィールドを挿入します。

使用可能なオプションは、選択したフィールド分類やフィールド名によって異なります。

オプション

次のオプションが表示されます。

[フィールド分類]

[フィールド名]に一覧表示されるフィールドのタイプ(日付と時刻、ドキュメント、オブジェクトなど)を設定します。

[フィールド名]

分類で使用可能なフィールドを一覧表示します。フィールド名を選択すると、そのフィールドで使用可能なオプションが表示されます。

フィールドの値

フィールドの現在値が表示されるか、フィールド値が無効である場合は空の文字列(----)が表示されます。

この項目のラベルは、フィールド名によって異なります。たとえば、[フィールド名]リストから[ファイル名]を選択すると、ラベルは「ファイル名」、値は現在の図面ファイルの名前になります。オブジェクト フィールドのラベルは「プロパティ」です。例外: 日付フィールドを選択した場合は、選択した日付の形式(たとえば M/d/yyyy)が表示されます。

[形式]リスト

フィールドの値の表示オプションが一覧表示されます。たとえば、日付フィールドの場合は、日付の名前やそれ以外の日付形式が表示され、テキスト文字列の場合は、大文字、小文字、先頭を大文字、タイトル名大文字が表示されます。[フィールド]ダイアログ ボックスに表示される値は、ここで選択した形式を反映します。

[フィールド式]

フィールドを生成する式が表示されます。フィールド式の編集はできませんが、この領域を参照することによって、フィールドが作成される方法を知ることができます。

[シート セット]、[シートビュー]フィールドのオプション

[シート セット]

シート セットの名前を指定します。

[シートのナビゲーション ツリー]

[シート セット マネージャ]から得られたシートのツリー表示またはシート ビューが表示され、そこからフィールドの項目を選択できます。

[プロパティ]

ツリーで選択した項目のフィールドとして使用可能なプロパティが表示されます。

[ハイパーリンクを関連付け]

フィールドを作成したときに、フィールドにハイパーリンクを付加します。[Ctrl]を押しながらクリックすることで、シートまたはビューにジャンプすることができます。このオプションは、[ビューポート尺度]フィールドでは使用できません。

注: フィールドを作成し直す場合は、シートは既にシート セット内にあるため、プレースホルダ フィールドではなく、シート セットのプロパティ フィールドを使用してください。

シート セットのフィールド(シート セットの分類から選択したフィールド)の動作は、他の種類のフィールドとは異なります。他の種類のフィールドは、既定では、図面を保存したり REGEN[再作図]コマンドを使用したときに自動的に更新されます。一方、シート セットのフィールドには、最後に使用されていた値が格納され、シート セット フィールドが参照していた情報にアクセスできない場合は、格納されていた最後の値が表示されます。シート セット フィールドの値を更新するには、UPDATEFIELD[フィールド更新]コマンドを使用します。

注: シート セット フィールドが参照していた情報にアクセスできない場合は、フィールドの値が "####" と表示されます。

[ブロックのプレースホルダ]フィールドのオプション

[ブロックのプレースホルダ]フィールドは、ブロック エディタを開いているときの、[属性定義]ダイアログ ボックスでの挿入に対してのみ使用可能です。

[ブロック名]

現在のブロック定義名が表示されます。

[一時的な値]

プレースホルダ フィールドの値が選択した形式で表示されます。

[ブロック参照のプロパティ]

現在のブロック定義のブロック参照のプロパティが一覧表示されます。

[シート セットのプレースホルダ]フィールドのオプション

[プレースホルダの種類]

使用可能なプレースホルダ フィールドの一覧が表示されます。

[一時的な値]

プレースホルダ フィールドの値が選択した形式で表示されます。

たとえば、[フィールド名]で[シート セットのプレースホルダ]を選択し、[プレースホルダの種類]で[シート タイトル]、[形式]で[大文字]を選択すると、[一時的な値]には、「シート タイトル」と表示されます。図面がシート セットに含まれていると、このフィールドにはシートのタイトルが表示されます。

フィールド分類が[オブジェクト]の場合のフィールドのオプション

[名前の付いたオブジェクト]/[オブジェクト]

[フィールド名]で[名前の付いたオブジェクト]を選択した場合は、図面内の名前の付いたオブジェクト タイプの一覧が表示されます。[オブジェクト]を選択した場合は、選択したオブジェクトのタイプが表示されます。[オブジェクトを選択]ボタンを使用して、ダイアログ ボックスを一時的に閉じ、図面内でオブジェクトを選択します。

[プロパティ]/[名前]

[フィールド名]で[名前の付いたオブジェクト]を選択したとき、図面内の選択した種類のすべてのオブジェクトの名前が一覧表示されます。[フィールド名]で[オブジェクト]を選択したとき、選択したオブジェクトのフィールドとして使用可能なプロパティが一覧表示されます。属性を持つブロックを選択したとき、属性名がプロパティの一覧に表示されます。

[ブロック参照の表示値]

ブロック参照のオブジェクト プロパティ フィールドがネストしたオブジェクトのプロパティを、ブロック定義内ではなく図面内のブロック参照のサイズと方向を基準にして評価するように指定します。

[計算式]

[フィールド名]で[計算式]を選択すると、文字または表のセルに挿入する計算式を作成できます。

[平均]/[合計]/[個数]

[フィールド名]で[計算式]を選択していずれかのボタンをクリックすると、[フィールド]ダイアログ ボックスが一時的に閉じ、表のセルを指定できます。結果が計算式に追加されます。

[セル]

[フィールド名]で[計算式]を選択してこのボタンをクリックすると、[フィールド]ダイアログ ボックスが一時的に閉じ、表のセルを指定できます。セルのアドレスが[計算式]ボックスに追加されます。

[精度]

選択した形式に基づいて、フィールドの精度を指定します。システム変数 LUPREC の現在の設定を使用するには、[現在の精度]を選択します。

[その他の形式]

[その他の形式]ダイアログ ボックスが表示されます。

[評価]

[計算式]ボックスの文字列を手動で変更すると、[プレビュー]ボックスの値が更新されます。