ダイナミック ブロックには規則(パラメータ)が含まれ、この規則によってブロック参照が図面に挿入されたときの外観が変更されます。
ダイナミック ブロックを使用すると、数多くの静的なブロック定義から 1 つを挿入する代わりに、形状、サイズ、構成を変更できる 1 つのブロックを挿入できます。たとえば、さまざまなサイズの屋内ドア ブロックを複数作成する代わりに、サイズ変更可能なドア ブロックを 1 つ作成できます。
ダイナミック ブロックは、拘束パラメータまたはアクション パラメータを使用して作成します。
注:
同一のブロック定義で拘束パラメータとアクション パラメータの両方を使用することはお勧めできません。
拘束を追加する
ブロック定義では、拘束パラメータは、次のような働きをします。
- オブジェクトを互いに関連付ける。
- ジオメトリまたは寸法を制限する。
次の例では、拘束(灰色)と拘束パラメータ(青のグリップ付き)を使用したブロック参照を示します。
ブロックを図面内に挿入すると、[プロパティ]パレットを使用して拘束パラメータをプロパティとして編集できます。
アクションとパラメータを追加する
ブロック定義では、アクションおよびパラメータにより、図面に挿入されたブロックの動作が規定されます。
指定したブロック ジオメトリまたはパラメータに応じて、パラメータにアクションを関連付けることができます。パラメータは、図面上ではグリップとして表示されます。グリップを編集するときは、関連付けられているアクションによってブロック参照の変更内容が決まります。
拘束パラメータと同様に、[プロパティ]パレットを使用してアクション パラメータを変更できます。