デジタル署名を使用すると、デジタル ID(証明書)により個人または組織が間違いなく本人であることが確認され、ファイルを検証することができます。これは、共同プロジェクトで作業している場合やインターネット上でファイルを送信する場合に特に重要になります。図面の受信者には、図面セットを作成した人に関する信頼性のある情報と、デジタル署名後に図面が修正されたかどうかに関する情報が提供されます。デジタル署名の検証は、プログラムまたは Windows エクスプローラのどちらかで行うことができます。
ファイルにデジタル署名情報が含まれているときは、ステータス バーにアイコンが表示されます。アイコンをクリックすると、次の情報を確認できます。
デジタル署名は、AutoCAD 2000 以降のファイル形式と互換性のあるファイルにのみアタッチできます。次の種類のファイルに署名をアタッチできます。
ファイルのセットにデジタル署名をアタッチするときは、署名ユーティリティ内からファイルを個々に選択することも、Windows エクスプローラからユーティリティにファイルをドラッグすることもできます。
次の場合は、デジタル署名が無効と判断されます。
有効なデジタル署名状態を保持する場合は、パスワードを追加したり、既にデジタル署名がアタッチされているファイルの修正や保存は行わないでください。パスワードを追加するなどの修正は、ファイルに署名を付ける前に行ってください。図面データを修正、保存、書き出すと、署名情報は保持されません。