コマンド プロンプトで、選択したオブジェクトからブロック定義を作成します。
コマンド プロンプトに対して -block と入力すると、次のプロンプトが表示されます。
次のプロンプトが表示されます。
ブロック名を入力 または [一覧(?)]: 名前を入力するか、? と入力します。
ブロックに名前を付けます。システム変数 EXTNAMES を 1 に設定しているときは、名前は半角で最大 255 文字、文字、数字、空白スペース、オペレーティング システムとプログラムで他の目的に使用されていない任意の特殊文字を使用できます。
既存のブロック名を入力すると、プロンプトが次のように表示されます。
ブロックを置き換えると、そのブロックへの参照はすべて自動的に更新されます。図面内で既存のブロック参照にアタッチされている属性は変更されません。ただし、新しいブロック定義に属性定義が含まれていない場合、新しいブロックを挿入しても、属性の入力を求めるプロンプトは表示されません。
既存のブロック挿入の属性を更新するには、ATTREDEF[属性再定義]コマンドを使用します。(AutoCAD LT では使用できません。)
基点として指定した点は、これ以降のブロックの挿入使用されます。通常は、ブロックの中心か左下コーナーを基点にします。基点は、ブロック挿入時に、そのブロックを回転させるときの中心点にもなります。回転角度を 0 度にしたときのブロックの方向は、ブロックを作成したときの UCS に従います。3D 点を入力すると、指定した高度にそのブロックが挿入されます。Z 座標値を指定しないと、現在の高度が使用されます。
異尺度対応ブロックを作成するには、a と入力します。
y と入力すると、ブロックは異尺度対応になります。
y と入力すると、ペーパー空間ビューポート内のブロックの方向は、レイアウトの方向に一致するようになります。
挿入基点を指定すると、オブジェクトを選択するように求めるプロンプトが表示されます。
選択したオブジェクト、挿入基点、および指定した名前でブロックが定義されると、選択したオブジェクトは図面から削除されます。削除したオブジェクトは、BLOCK[ブロック]コマンドを実行した直後に OOPS[オブジェクト復活]コマンドを入力することで復元できます。
挿入基点は、ブロックの座標系の原点になります。この座標系は、ブロックを定義したときのユーザ座標系(UCS)に平行です。ブロックを図面に挿入するとき、ブロックの座標系は現在の UCS に平行に揃えられます。このため、まず UCS を設定しておくことにより、空間内の任意の位置にブロックを挿入できます。
テキスト ウィンドウにブロック名の一覧が表示されます。
一覧では、外部参照(xref)は、外部参照: 分析 と示されます。
また、外部参照に従属するブロック(外部参照内のブロック)は、従属シンボル: "XREFNAME" と表示されます。xrefname は、外部参照図面の名前です。また、一覧には次の内容が表示されます。