コマンド ライン スイッチ リファレンス

この表では、プログラムのカスタム コマンド ライン起動で使用できるコマンド ライン スイッチを一覧表示します。

/b

スクリプト名

プログラム起動後に実行されるスクリプトを指定します(b はバッチ処理を表します)。 スクリプトを使用して、新しい図面ファイルの図面パラメータを設定できます。ファイルの種類は SCR です。

/t

テンプレート ファイル名

テンプレート図面または標準設定図面に基づいて新しい図面を作成します。ファイルの種類は DWT です。

/c

環境設定フォルダ

このスイッチを設定しない場合は、実行フォルダが検索されます。その場合は、環境変数 ACADCFGW または ACADCFG で指定した環境設定ファイルとフォルダの場所が使用されます。

/v

ビュー名

起動時に表示する、図面の特定のビューを指定します。

/ld

ARX と DBX アプリケーション

指定した ARX と DBX アプリケーションがロードされます。使用する形式は次のとおりです。

<パス><ファイル名>.ARX

パスまたはファイル名にスペースが含まれるときは、パスまたはファイル名をダブル クォーテーションで囲む必要があります。パスが含まれないときは、プログラム検索パスを使用します。

/s

サポート フォルダ

現在のフォルダ以外のサポート フォルダを指定します。図面サポート ファイルには、文字フォント、メニュー、AutoLISP ファイル、線種、ハッチング パターンなどがあります。パスで指定できるフォルダの最大数は 15 です。それぞれのフォルダ名は、セミコロンで区切ります。

/r

既定のシステム ポインティング デバイス

既定のシステム ポインティング デバイスを呼び出します。新しい環境設定ファイル(acad2014.cfg)を作成し、以前の環境設定ファイルを acad2014.bak という名前に変更します。

/nologo

製品ロゴ画面を表示しない

最初にロゴ画面を表示せずにプログラムを起動します。

/p

プログラム起動時のユーザ定義レジストリ

プロファイル

プログラム起動時のユーザ定義レジストリ プロファイルを指定します。選択したプロファイルは、セッション中に[オプション]ダイアログ ボックスで他のプロファイルに変更しない限り、現在のプログラムのセッションにのみ有効です。

[オプション]ダイアログ ボックスの[プロファイル]タブで、プロファイルを作成したり、読み込むことができます。/p スイッチで指定できるのは、[オプション]ダイアログ ボックスにリストされるプロファイル名か、書き出されたプロファイル(ARG)ファイルのファイル名です。指定したプロファイルが存在しない場合は、現在のプロファイルが使用されます。

/nohardware

ハードウェア アクセラレーションを無効にする

起動時にハードウェア アクセラレーションを無効にします。

/nossm

[シート セット マネージャ]ウィンドウを表示しない

起動時に[シート セット マネージャ]ウィンドウを表示しないようにします。

/safemode

すべての実行可能コードを無効にする

現在のセッションで、すべての実行可能ファイルのロードおよび実行を禁止します。このスイッチは、悪意のある実行可能コードを停止して場所を突き止めるときに役立ちます。

注: Express Tools や一部の AutoCAD コマンド ツールも正常に機能しなくなるので、このスイッチは緊急時にのみ使用する必要があります。

/set

シート セット

名前の付いたシート セットを起動時にロードします。使用する形式は次のとおりです。

<パス><シート セット データ ファイル>.DST

/w

既定のワークスペース

ロードされた CUIx ファイル内のワークスペースのうち、起動時に復元するものを指定します。

/pl

バックグラウンド印刷/パブリッシュ

図面セット記述(DSD)ファイルをバックグラウンドでパブリッシュします。使用する形式は次のとおりです。

<パス><図面セット記述ファイル>.DSD