ラスター イメージは、 「ピクセル」と呼ばれる小さい正方形すなわちドットからなる四角形のグリッドで構成されています。たとえば、家の写真は、家の外観を表す色の付いた一連のピクセルで構成されています。ラスター イメージは、特定のグリッド内のピクセルを参照します。
ラスター イメージは、他の多くのオブジェクトと同様に、複写、移動、クリップすることができます。また、イメージは、グリップ モードで修正したり、コントラストを調整したり、矩形やポリゴンでクリップしたり、トリム時に切り取りエッジとして使用することもできます。
プログラムでは、コンピュータ グラフィックス、ドキュメント管理、エンジニアリング、マッピング、地理情報システム(GIS)など、主な画像処理アプリケーションで使用されるほとんどのイメージ ファイル形式をサポートしています。イメージは、モノクロ、8 ビット グレー、8 ビット カラー、24 ビット カラーで表示できます。16 ビット カラー デプスのイメージはサポートされていません。
一部のイメージ ファイル形式は、透明なピクセルのイメージをサポートしています。イメージの透過性が有効になっている場合、プログラムでは透過ピクセルが識別され、グラフィックスのそのピクセルの部分が作図領域で「透けて」見えるようになります(モノクロ イメージでは、背景のピクセルが透過ピクセルとして処理されます)。透明なイメージは、グレー スケールでもカラーでも可能です。
次の表は、ファイル名の拡張子の一覧です。ただし、ファイル拡張子ではなく、ファイルの内容からファイル形式が認識されます。
リボンがアクティブなときにイメージを選択すると、[イメージ]リボン コンテキスト タブが表示されます。コンテキスト タブには、イメージを調整、クリップ、表示するためのオプションがあります。イメージの選択を解除すると、リボン コンテキスト タブは自動的に非表示になります。