最新のリリースでは引き続き VBA 開発環境がサポートされていますが、実行環境と開発環境は別々にダウンロードしてインストールする必要があります。
VBA をサポートするアプリケーション(Microsoft Word、Excel など)で AutoCAD ActiveX API を使用する、または Managed .NET または ObjectARX アプリケーションの一部として AutoCAD ActiveX API を使用する場合は、既存の参照を新しい COM ライブラリに更新しなければならない場合もあります。
旧リリースで ActiveX API によって使用されていたライブラリ ファイルと、最新のリリースで使用される新しいライブラリ ファイルは、次のとおりです。
- acax17<言語>.tlb/acax18<言語>.tlb/acax19<language>.tlb: acax20<言語>.tlb に変更
- axdb17<言語>.tlb/axdb18<言語>.tlb/axdb19<言語>.tlb: axdb20<言語>.tlb に変更
- AcSmComponents17.tlb/AcSmComponents18.tlb/AcSmComponents19.tlb: AcSmComponents20.tlb に変更
- acETransmit17.tlb/acETransmit18.tlb: acETransmit19.tlb に変更
- cao16<言語>.tlb: cao20<言語>.tlb に変更
注: <言語>は、参照されるオブジェクト ライブラリの言語を表します。たとえば、<言語>は、英語版では enu、フランス語版では fra となります。
COM ライブラリ参照を更新するだけでなく、バージョン 2013 以前の AutoCAD ベース製品用に作成されたプロジェクトも、バージョン 2014 以降の AutoCAD ベースの製品で VBA 64 ビットをサポートするように更新しなければならない場合があります。
ActiveX API に対して行われた変更の一般的な履歴は、『ActiveX 開発者用ガイド』(<ドライブ>:¥Program Files¥Common Files¥Autodesk Shared¥acad_aag.chm)の「はじめに > ActiveX API の履歴」を参照してください。
注: システム変数 SECURELOAD が 1 または 2 に設定されている場合、AutoCAD 2014 ベースの製品で開始するカスタム アプリケーションはセキュア モードで動作する必要があります。セキュア モードで動作している場合、AutoCAD ベースの製品はコードを含むファイルを信頼する場所からロードおよび実行するように制限されます。信頼する場所は、システム変数 TRUSTEDPATHS で指定します。詳細は、「概要 - 悪意のあるコードから保護する」を参照してください。