概要 - アプリケーションの互換性

AutoCAD ベースの各新規バージョンでカスタム アプリケーションを再テストして、最新バージョンをすべてのユーザに提供する前に、カスタム アプリケーションが適切に機能することを確認してください。

アップグレード時には、サードパーティのアプリケーションを再購入する必要があったり、社内のカスタム .NET および ObjectARX アプリケーションを再コンパイルしなければならない場合があります。AutoCAD アプリケーション プログラミング インタフェース(API)はバージョンごとに変更されますが、通常、カスタム プログラムを大幅に変更しなければならないような大きな変更は、ネイティブ図面ファイル形式の変更に合わせて行われます。

注: AutoCAD 2014 ベースの製品以降、カスタム アプリケーションはセキュア モードで動作する必要があります。このモードは、SECURELOAD システム変数が 1 または 2 に設定されている場合です。AutoCAD ベースの製品がセキュア モードで動作している場合、信頼する場所からのコードを含むファイルだけを読み込んで実行するように制限されます。信頼する場所は、TRUSTEDPATHS システム変数で指定します。詳細については、「概要 - 悪意のあるコードから保護する」を参照してください。

次の表に、AutoCAD のバージョンごとに、サポートされている .NET および ObjectARX SDK を示します。

AutoCAD のバージョン サポートされる .NET および ObjectARX SDK .NET Framework
AutoCAD 2015 AutoCAD 2015 4.5
AutoCAD 2014 AutoCAD 2013、AutoCAD 2014 4.0
AutoCAD 2013 AutoCAD 2013 4.0
AutoCAD 2012 AutoCAD 2010、AutoCAD 2011、AutoCAD 2012 3.51 SP1
AutoCAD 2011 AutoCAD 2011、2011 3.51 SP1
AutoCAD 2010 AutoCAD 2010 3.51 SP1
AutoCAD 2009 AutoCAD 2007、AutoCAD 2008、AutoCAD 2009 3.0
AutoCAD 2008 AutoCAD 2007、AutoCAD 2008 2.0
AutoCAD 2007 AutoCAD 2007 2.0
AutoCAD 2006 AutoCAD 2004、AutoCAD 2005、AutoCAD 2006 1.1 SP1
AutoCAD 2005 AutoCAD 2004、AutoCAD 2005 1.1
AutoCAD 2004 AutoCAD 2004 N/A

カスタム プログラムに影響する可能性がある API の変更を特定するには、次のリソースが役に立ちます。