AutoCAD アプリケーション プログラミング インタフェース(API)への変更は新しいリリースごとに実行されますが、既存のカスタム プログラムが最新バージョンで動作するように、再コンパイルや変更を行う必要はありません。
新しいバージョンごとに、独自のカスタム アプリケーションとサードパーティ アプリケーションのすべてを再テストする必要があります。
AutoCAD 2015 より前の AutoCAD ベースの製品用に開発されたカスタム プログラムを使用する場合に必要な作業の概略は、次のとおりです。
- スクリプトとアクション マクロ: スクリプトやアクションでこの製品で廃止されたまたは変更されたコマンドやシステム変数を使用していない限り、変更する必要はありません。
- AutoLISP: AutoLIPS でこの製品で変更されたコマンドやシステム変数を使用してない限り、変更する必要はありません。
- .NET: AutoCAD 2014 以前の AutoCAD ベースの製品用に開発されたプログラムは、再コンパイルする必要があります。
- ObjectARX: AutoCAD 2014 以前の AutoCAD ベースの製品用に開発されたプログラムは、再コンパイルする必要があります。
注: AutoCAD 2014 ベースの製品以降、カスタム アプリケーションはセキュア モードで動作する必要があります。このモードは、SECURELOAD システム変数が 1 または 2 に設定されている場合です。製品がセキュア モードで動作している場合、信頼する場所からのコードを含むファイルだけを読み込んで実行するように制限されます。信頼する場所は、TRUSTEDPATHS システム変数で指定します。詳細については、「概要 - 悪意のあるコードから保護する」を参照してください。