UCS[ユーザ座標系] (DXF)

次に示すグループ コードは、UCS[ユーザ座標系]シンボル テーブル項目に適用されます。

UCS のグループ コード

グループ コード

意味

100

サブクラス マーカー(AcDbUCSTableRecord)

2

UCS 名

70

標準フラグ値 (ビットコード値)

16 = オンの場合、テーブル項目は外部参照の外部従属です。

32 = このビットとビット 16 がオンの場合、外部従属は解決されています。

64 = オンの場合、テーブル項目は、最後に編集された図面内の少なくとも 1 つの図形によって参照されています。(このフラグは、AutoCAD コマンドのために存在します。ほとんどの DXF ファイル読み込みプログラムでは無視してもかまいせん。また、DXF ファイルを書き出すプログラムでは、セットする必要はありません。)

10

原点(WCS)

DXF: X 値、APP: 3D 点

20, 30

DXF: 原点の Y および Z の値(WCS)

11

X 軸方向(WCS)

DXF: X 値、APP: 3D ベクトル

21, 31

DXF: X 軸方向の Y および Z の値(WCS)

12

Y 軸方向(WCS)

DXF: X 値、APP: 3D ベクトル

22, 32

DXF: Y 軸方向の Y および Z の値(WCS)

79

常に 0

146

高度

346

この UCS が直交投影の場合は、基準 UCS の ID/ハンドル。コード 79 が 0(ゼロ)の場合、このコードは現れません。 このコードが現れない場合かつコード 79 が 0(ゼロ)以外の場合、基準 UCS はワールド座標系であると考えられます。

71

直交投影のタイプ(省略可能、常にコード 13、23、33 とのペアで現れます):

1 = 平面図、2 = 下面図

3 = 正面図、4 = 背面図

5 = 左側面図、6 = 右側面図

13

この UCS に関連するこの直交投影タイプの原点

DXF: 原点の X 値、APP: 3D 点

23, 33

DXF: 原点の Y および Z の値

コード 71 と 13、23、33 の各ペアにより、この UCS に関連する特定の直交投影タイプの UCS 原点が定義されます。たとえば、次のペアが現れる場合は、UCSBASE がこの UCS に設定されているときに UCS[UCS 管理]コマンドの[左側面図(L)]オプションを実行すると、UCS の原点は(1,2,3)になります。

71: 5
13: 1.0
23: 2.0
33: 3.0

このペアが現れない場合は、UCS コマンドの[左側面図(L)]オプションを実行すると、新しい UCS の原点はこの UCS の原点に設定されます。