テーブルの順序は変わる可能性があります。しかし LTYPE[線種]テーブルは常に、LAYER[画層]テーブルの前になります。各テーブルは、ラベルが TABLE のグループ コード 0 で始まります。次に、個々のテーブル(APPID[アプリケーション ID]、DIMSTYLE[寸法スタイル]、LAYER[画層]、LTYPE[線種]、STYLE[文字スタイル]、UCS[ユーザ座標系]、VIEW[ビュー]、VPORT[ビューポート]、BLOCK_RECORD[ブロック レコード])を識別するグループ コード 2 が続き、さらにグループ コード 5(ハンドル)、グループ コード 100(AcDbSymbolTable サブクラス マーカー)、そしてその後に続くテーブル項目の最大数を表すグループ コード 70 が続きます。テーブル名は、大文字で出力されます。DIMSTYLE のハンドルは、グループ コード 5 ではなく、グループ コード 105 です。
図面内のテーブルには、削除された項目が含まれることがあります。しかし、DXF ファイルには書き出されません。結果として、テーブル ヘッダの後ろには、グループ コード 70 で示された数より少ないテーブル項目しか続かないことがあります。したがって、グループ コード 70 の値を、テーブル読み込みのインデックスとして使用しないでください。このグループ コードは、DXF ファイルを読み込むプログラムが、その後に続くすべてのテーブル項目を格納できるだけの大きさの配列を割り当てることができるように提供されています。
各テーブルのヘッダの後ろに、テーブル項目が続きます。各テーブル項目には、項目タイプ(テーブル名と同じで、LTYPE や LAYER など)を示すグループ 0、テーブル項目の名前を示すグループ 2、テーブル項目に関するフラグを示すグループ 70(後に続く各テーブルのために定義されます)、およびテーブル項目の値を示す付加的なグループが含まれます。各テーブルの最後は、ENDTAB という値を持つグループ 0 で示されます。
シンボル テーブル レコードとシンボル テーブルは、両方ともデータベース オブジェクトです。これは、最低限 AutoCAD ® の中での一般化した使われ方です。つまり、シンボル テーブル レコード オブジェクトとシンボル テーブル オブジェクトのどちらにも、グループ コード 2 の後ろにハンドルが現れます。
DIMSTYLE テーブルは、システム内でハンドル コード 105 を持つ唯一のレコード タイプです。ただし、以前はグループ コード 5 が使用されていました。通常、プログラマは、DIMSTYLE テーブル セクションに入らない限り、この例外を気にする必要はありません。この例外が起こる箇所のみ注意してください。