ディマンド ロードとインデックス付き図面保存を組み合わせることにより、外部参照付きの図面のパフォーマンスを向上させることができます。ディマンド ロードは、システム変数 XLOADCTL および INDEXCTL と連携して動作します。ディマンド ロードをオンにすると、参照される図面にインデックスが保存されている場合は、AutoCAD は、現在の図面を再生成するのに必要なデータだけを参照図面からメモリにロードします。つまり、参照データは「オンディマンドで」(要求に応じて)読み込まれます。
ディマンド ロードをオンにするには、SetSystemVariable メソッドを使用してシステム変数 XLOADCTL を設定します。システム変数 XLOADCTL に対して、次の設定が有効です。
既定では、XLOADCTL は 2 に設定され、AutoCAD のユーザプロファイルと共に保存されます。
ディマンド ロードの利点を最大限に実現するためには、参照される図面を画層および空間インデックス付きで保存する必要があります。ディマンド ロードのパフォーマンス上の利点が最も顕著に発揮されるのは、外部参照をクリップして小さい断面を表示し、空間インデックスを外部参照図面に保存する場合です。
外部参照の一連の画層をフリーズし、外部から参照される図面をインデックス付きで保存します。
画層および空間インデックスをオンにするには、SetSystemVariable メソッドを使用してシステム変数 INDEXCTL を設定します。システム変数 INDEXCTL に対して、次の設定が有効です。
既定では、新しい AutoCAD 図面を作成したとき、システム変数 INDEXCTL が 0 に設定されます。
ディマンド ロードおよび外部参照の詳細については、製品のヘルプ システムで「概要 - 外部参照使用時のパフォーマンスを向上させる」を参照してください。