名前の付いたオブジェクトを使用する(.NET)

AutoCAD が使うグラフィカル オブジェクトの他に、何種類かの非グラフィカル オブジェクトが図面データベースに格納されています。これらのオブジェクトには、わかりやすい名前が付けられています。たとえば、ブロック、画層、グループ、および寸法スタイルには割り当てられた名前があり、ほとんどの場合名前を変更できます。シンボル テーブル レコードの名前は AutoCAD のユーザ インタフェースに表示されますが、オブジェクトのオブジェクト ID は通常は AutoCAD .NET API でオブジェクトを参照するために使用されます。

たとえば、LayerTableRecord オブジェクトのオブジェクト ID は、グラフィカル オブジェクトの Layer プロパティに割り当てられており、LayerTableRecord に割り当てられている実際の名前ではありません。ただし、LayerTableRecord オブジェクトのオブジェクト ID は、アクセスする画層の名前を使用して Layer テーブルから取得できます。