複数の Vault

複数の部門が独立して AutoCAD Civil 3D を使用するような大規模な組織では、複数の Vault を最初から使用することをお勧めします。各部門(測量、サイト、高速道路など)は、それぞれ専用の Vault を使用します。この構造を採用すると、部門のアクセス権限とプロジェクト アクセスをより簡単に管理できます。

必要な場合、各 Vault に独立したシステム管理者を割り当て、ユーザに割り当てるアクセス権を 1 つのボールだけに制限することができます。一部のユーザで複数の Vault に対するアクセスが必要な場合、各 Vault に対して個別に権限を設定する必要があります。ユーザは一度に複数の Vault にログインできないことにも注意してください。

非常に大きい、複数の段階で構成されるプロジェクトを扱う組織では、プロジェクト管理を簡単にするために、プロジェクトごとに別個の Vault を割り当てます。1 台のサーバ上の複数の Vault にデータを分割することを選択した場合、プロジェクト チームが参照するプロジェクト リストが短くなり、データ アクセスをより細かくコントロールできます。しかし、欠点もいくつか存在します。プロジェクトが異なる場所に存在し、ユーザは複数の Vault 名と場所を覚えなければなりません。また、IT 部門による複数の Vault のバックアップおよび保守作業が増大します。