実習 3: 点群データをサーフェスに追加する

この実習では、読み込んだ点群ポイントのサブセットからサーフェスを作成し、点群オブジェクトとサーフェス オブジェクトの関係を確認します。

この実習は、「実習 2: 点群スタイルを使用する」から継続しています。

表示ポイントの密度を調節する

  1. 図面で、点群を選択します。

    [点群]タブの[点群ツール]パネルにある[ポイント密度]スライダを使用すると、すべての点群について、一度に図面ビューに表示するポイントの密度を調節できます。スライダを 100 に設定すると、750000 ポイントまたは表示領域に存在するすべての点群ポイントのいずれか少ない方が図面に表示されます。

  2. [ポイント密度]の横にあるフィールドに 10 と入力します。[Enter]を押します。

    図面の表示領域に表示されているポイントの密度が減少します。

    注: 図面のポイントの外観が変更されない場合は、コマンド ラインに REGEN と入力します。

サーフェスに点群のポイントを追加する

  1. [ホーム]タブ [画層]パネル [画層]ドロップダウンの順にクリックします。_TOPO-BOUNDARY の横にあるをクリックします。図面内をクリックして、レイヤのリストを終了します。

    図面に閉じたポリゴンが表示されます。次の手順では、このポリゴンの内側にある点群のポイントからサーフェスを作成します。

  2. 図面で、点群オブジェクトを選択します。
  3. [点群]タブ [点群ツール]パネル [サーフェスにポイントを追加]の順にクリックします。
  4. [サーフェスにポイントを追加]ウィザードの[サーフェス オプション]ページで、次のパラメータを指定します。
    • [名前]: 点群サーフェス
    • [サーフェス スタイル]: Contours 0.5’ and 2.5’ with Points
    注:

    現在の図面に既に存在するサーフェスに点群のポイントを追加することもできます。

  5. [次へ]をクリックします。
  6. [リージョン オプション]ページの[リージョン オプションを指定]で、[オブジェクト]を選択します。
  7. [図面内にリージョンを定義]をクリックします。
  8. 図面上で、ポリゴンを選択します。
  9. [次へ]をクリックします。
  10. [概要]ページで[プロパティ]テーブルのコレクションを展開し、プロパティがこの実習の前半で指定したプロパティと一致することを確認します。

    プロパティ値が一致しない場合は、ダイアログ ボックスの左側にあるリンクを使用して前のページに戻ります。

  11. [完了]をクリックします。

    グレーのサーフェス等高線および水色のサーフェス ポイントが図面に表示され、サーフェス オブジェクトが[プロスペクター]タブの[ツールスペース]に表示されます。

サーフェスを修正する

  1. [Esc]を押して点群オブジェクトの選択を解除します。
  2. [ツールスペース][プロスペクター]タブで、[サーフェス]コレクションを展開します。[点群サーフェス]を右クリックします。[再作成 - 自動]をクリックします。
  3. サーフェスを拡大ズームします。
    注:

    拡大ズームすると、AutoCAD Civil 3D によって点群の密度の設定が反映され、より多くの点群のポイントが表示されます。

  4. サーフェスを選択します。
  5. [TIN サーフェス]タブ [修正]パネル [サーフェスを編集]ドロップダウン [ポイントを削除]の順にクリックします。
  6. コマンド ラインに C と入力して、交差選択を使用します。
  7. 水色のポイントのグループの周りにウィンドウを描きます。[Enter]を押します。

    水色のサーフェス ポイントが削除され、等高線が更新されます。茶色の点群のポイントは、点群データベースに保管されているため削除されずに表示されています。これらのポイントは、サーフェスに対する編集によって影響を受けません。

  8. [Enter]を押してコマンドを終了します。
  9. 図面で、サーフェスの作成で使用したポリゴンを選択します。
  10. グリップの 1 つを選択して、新しい場所にドラッグします。クリックしてグリップを配置します。

    サーフェスが更新され、新規領域にある点群データが含まれます。

さらに高度な操作: サーフェスの右側では、サーフェス等高線がポリゴンの範囲を超えて延びています。サーフェスが、その右側の外で三角形分割されているためです。サーフェス範囲外での三角形分割を防ぐために、ポリゴンを外側境界として使用することができます。詳細については、実習「外側の境界をサーフェスに追加する」を参照してください。