AutoCAD Civil 3D で点群オブジェクトを作成するには、LiDAR (Light Detection and Ranging)スキャンで収集したデータを使用します。
LiDAR 技術は、地形モデルの標高データを収集するために使用されます。 航空機搭載型および地上設置型の LiDAR センサを使用して、地表面をスキャンします。収集したデータは、点群と呼ばれるファイルに保存されます。点群は、地面、植物、建築物のモデル、水、その他の自然物や人工物を表す 3D データのコレクションです。
点群データは、一般的にバイナリ形式の LAS (.las)、テキスト形式の ASCII XYZ (.xyz)など、さまざまなファイル形式で保存されます。 LAS 形式は、点群データ交換用に公開されているファイル形式で、ASPRS ()が策定した規格です。
AutoCAD Civil 3D では、LiDAR 分類スキームを使用して点群データをスタイル設定して、スキャンした領域のフィーチャのデータをより詳細にフィルタ処理できます。次の表に、ASPRS の LAS 仕様に基づいた既定の LAS 分類値を示します。
0 | 作成済み、分類不可 |
1 | 未分類 |
2 | 地表 |
3 | 植生(低) |
4 | 植生(中) |
5 | 植生(高) |
6 | 建築物 |
7 | 低いポイント(ノイズ) |
8 | モデル キー ポイント(質点) |
9 | 水 |
10 | ASPRS 定義用に予約済み |
11 | ASPRS 定義用に予約済み |
12 | オーバーラップ ポイント |
13-31 | ASPRS 定義用に予約済み |