インタフェース: reactorInterface

リアクタ ダイナミック システムは廃止され、3ds Max 2012 から削除されました

   

reactorInterface は、reactor ユーティリティによって公開されています。以下で説明するプロパティやメソッドにアクセスするには、 reactor.property を使用します。

reactor.reactorInterface.property などのインタフェースについて明示的に記述する必要はありません。MAXScript が utilityPlugin とそのインタフェースをスキャンして、プロパティを自動的に検索するからです。

   

Interface: reactorInterface 

プロパティ:

reactor.gravity : point3 by value : Read|Write 	 

重力のベクトルを取得/設定します。

   

reactor.collisionTolerance : float : Read|Write   

衝突許容度の値を取得/設定します。

   

reactor.worldScale : float : Read|Write 

ワールド スケールの値を取得/設定します。

   

reactor.useDragAction : boolean : Read|Write 

[ワールド](World) ロールアウトの静止アクションを追加チェックボックスの状態をコントロールします。

   

reactor.linearDrag : float : Read|Write 

線形ドラッグ値を取得/設定します。 .useDragAction が True に設定されている場合に使用します。

   

reactor.angularDrag : float : Read|Write 

角度ドラッグ値を取得/設定します。 .useDragAction が True に設定されている場合に使用します。

   

reactor.simulateFriction : boolean : Read|Write 

True に設定されている場合、reactor が摩擦をシミュレートします。

注:この値は、[ワールド](World)ロールアウトの[摩擦係数を無視](Do Not Simulate Friction)チェックボックスの逆になります。 .simulateFriction False に設定すると、チェックボックスはオンになります。逆の場合も同じです。

   

reactor.addDeactivator : boolean : Read|Write 

[ワールド](World)ロールアウトの[動作停止要素の追加](Add Deactivator)チェックボックスの状態をコントロールします。

   

reactor.deactivatorShortFrequency : float : Read|Write 

動作停止要素によって使用される短周波数の値を取得/設定します。

   

reactor.deactivatorLongFrequency : float : Read|Write 

動作停止要素によって使用される長周波数値を取得/設定します。

   

reactor.analyzeBeforeSimulation : boolean : Read|Write 

[ユーティリティ](Utils)ロールアウトの[シミュレーション前に分析](Analyze Before Simulation)チェックボックスの状態をコントロールします。 True に設定すると、シミュレーションの実行前にシーンが分析されます。

   

reactor.backupBeforeSimulation : boolean : Read|Write 

[ユーティリティ](Utils)ロールアウトのシミュレーション前に分析チェックボックスの状態をコントロールします。 True に設定すると、シミュレーションの実行前にシーンが保存されます。

   

reactor.reductionThreshold : float : Read|Write 

シミュレーションのリダクションしきい値を取得/設定します。[ユーティリティ](Utils)ロールアウトの[キー管理](Key Management)領域に配置されている編集ボックスの値に対応します。

   

reactor.reduceAfterSimulation : boolean : Read|Write 

[ユーティリティ](Utils)ロールアウトの[キー管理](Key Management)領域に配置されている[シミュレーション後に削除](Reduce After Simulation)チェックボックスの状態をコントロールします。 True に設定すると、シミュレーションが実行された後に Keyframe が少なくなります。

   

reactor.startFrame : integer : Read|Write 

シミュレーションの開始フレームの値を取得/設定します。[プレビュー & アニメーション](Preview & Animation)ロールアウトの[タイミング](Timing)領域に配置されている編集ボックスの値に対応します。

   

reactor.endFrame : integer : Read|Write 

シミュレーションの終了フレームの値を取得/設定します。[プレビュー & アニメーション](Preview & Animation)ロールアウトの[タイミング](Timing)領域に配置されている編集ボックスの値に対応します。

   

reactor.substeps : integer : Read|Write 

[サブステップ/キー](Substeps per Key)の値を取得/設定します。[プレビュー & アニメーション](Preview & Animation)ロールアウトの[タイミング](Timing)領域に配置されている編集ボックスの値に対応します。

   

reactor.framesPerKeyframe : integer : Read|Write 

[フレーム/キー](Frames per Key)の値を取得/設定します。[プレビュー & アニメーション](Preview & Animation)ロールアウトの[タイミング](Timing)領域に配置されている編集ボックスの値に対応します。

   

reactor.timeScale : float : Read|Write 

[タイム スケール](Time Scale)値を取得/設定します。[プレビュー & アニメーション](Preview & Animation)ロールアウトの[タイミング](Timing)領域に配置されている編集ボックスの値に対応します。

   

reactor.updateViewports : boolean : Read|Write 

[プレビュー & アニメーション](Preview & Animation)ロールアウトの[ビューポートを更新](Update Viewports)チェックボックスの状態をコントロールします。 True に設定すると、シミュレーションが実行された後に Keyframe が少なくなります。

   

reactor.camera : node : Read|Write 

表示に使用するカメラ ノードを取得/設定します。[表示](Display)ロールアウトに配置されているピックボタンに対応します。

   

reactor.useDefaultCameraClippingPlanes : boolean : Read|Write 

[表示](Display)ロールアウトの[カメラ クリッピング平面](Camera Clipping Planes)にある[既定値を使用](Use Defaults)チェックボックスの状態をコントロールします。 True に設定すると、選択したカメラのクリッピング平面が使用されます。 False に設定すると、 .nearCameraClippingPlane および .farCameraClippingPlane によって定義されたクリッピング値が代わりに使用されます。

   

reactor.nearCameraClippingPlane : float : Read|Write 

近接平面の値を取得/設定します。[表示](Display)ロールアウトの[カメラク リッピング平面](Camera Clipping Planes)領域に配置されている編集ボックスの値に対応します。

   

reactor.farCameraClippingPlane : float : Read|Write 

遠方平面の値を取得/設定します。[表示](Display)ロールアウトの[カメラク リッピング平面](Camera Clipping Planes)領域に配置されている編集ボックスの値に対応します。

   

reactor.mouseSpringRestitution : float : Read|Write 

マウス スプリング回復の値を取得/設定します。[表示](Display)ロールアウトの[マウス スプリング](Mouse Spring)領域に配置されている[堅さ](Stiffness)編集ボックスの値に対応します。

   

reactor.mouseSpringRestLength : float : Read|Write 

マウス スプリング回復の長さの値を取得/設定します。[表示](Display)ロールアウトの[マウス スプリング](Mouse Spring)領域に配置されている[静止時の長さ](Rest Length)編集ボックスの値に対応します。

   

reactor.mouseSpringDamping : float : Read|Write 

マウス スプリング ダンプリングの値を取得/設定します。[表示](Display)ロールアウトの[マウス スプリング](Mouse Spring)領域に配置されている[ダンピング](Damping)編集ボックスの値に対応します。

   

reactor.textureQuality : integer : Read|Write 

テクスチャ品質を取得/設定します。[表示](Display)ロールアウトの[テクスチャ品質 (ピクセル)](Texture Quality (pixels))領域にあるラジオ ボタンに対応します。

有効な値は次のとおりです。

0 - 64 x 64 ピクセル

1 - 128 x 128 ピクセル

2 - 256 x 256 ピクセル

3 - 512 x 512 ピクセル

   

reactor.lights : node by value array : Read|Write 

インタラクティブ表示によって使用されるライトの配列を取得/設定します。[表示](Display)ロールアウトのリストに対応します。

   

reactor.displayUsingDirectX : boolean : Read|Write 

[表示](Display)ロールアウトの[DirectX]チェックボックスの状態をコントロールします。

   

reactor.storeCollisionInfoMethod : integer : Read|Write 

衝突情報を保存するためのメソッドを取得/設定します。[衝突](Collisions)ロールアウトの[衝突情報の記録](Store Collisions)領域に配置されているラジオ ボタンに対応しています。

有効な値は次のとおりです。

0 - 保存しない

1 - 1 度保存

2 - 常に保存

   

reactor.filterBodiesForCollisionInfo : boolean : Read|Write 

true に設定した場合、衝突情報がフィルタ処理されます。(アクセス方法については下の getFilteredCollisionPairsLists メソッド を参照)。

   

reactor.filterVelocitiesForCollisionInfo : boolean : Read|Write 

true に設定した場合、衝突速度の情報がフィルタ処理されます。

   

reactor.minFilterVelocityForCollisionInfo : float : Read|Write 

フィルタ処理の対象として考慮される衝突情報の最小速度のしきい値を取得/設定します。

   

reactor.createListLayer : boolean : Read|Write 

[プレビュー & アニメーション](Preview & Animation)ロールアウトの[リスト/レイヤの作成](Create List/Layer)チェックボックスの状態を取得/設定します。

   

メソッド:

<void>reactor.PreviewAnimation() 

[プレビュー & アニメーション](Preview & Animation)ロールアウトに配置されている[ウィンドウ内でプレビュー](Preview in Window)ボタンを押します。

   

<void>reactor.AnalyzeWorld() 

[ユーティリティ](Utils)ロールアウトの[ワールド分析](World Analyzis)領域に配置されている[ワールドを分析](Analyze World)ボタンを押します。

   

<void>reactor.ShowAbout() 

[情報](About)ロールアウト ([?]アイコン) に配置されている[情報](About)ボタンを押します。

   

<void>reactor.TestSelectedConvexity() 

[ユーティリティ](Utils)ロールアウトの[選択](Selection)領域に配置されている[凹凸テスト](Test Convexity)ボタンを押します。

   

<boolean>reactor.GetIsConvex <node>bodyNode <time>time 

指定した時間の指定したノードが凸型である場合は true を返し、それ以外の場合は false を返します。

   

<void>reactor.CreateAnimation <boolean>quietCreate 

[プレビュー & アニメーション](Preview & Animation)ロールアウトに配置されている[アニメーションを作成](Create Animation)ボタンを押します。

   

<void>reactor.ReduceKeysForSelectedObjects() 

[ユーティリティ](Utils)ロールアウトの[選択](Selection)領域に配置されている[キー リダクション](Reduce Keys)ボタンを押します。

   

<void>reactor.DeleteKeysForSelectedObjects() 

[ユーティリティ](Utils)ロールアウトの[選択](Selection)領域に配置されている[キーを削除](Delete Keys)ボタンを押します。

   

<void>reactor.ReduceKeysForAllObjects() 

[ユーティリティ](Utils)ロールアウトの[キー管理](Key Management)に配置されている[今すぐ削除](Reduce Now)ボタンを押します。

   

<void>reactor.DeleteKeysForAllObjects() 

[ユーティリティ](Utils)ロールアウトの[キー管理](Key Management)に配置されている[すべて削除](Delete All)ボタンを押します。

   

<IObject>reacto.getRigidObject <node>bodyNode 

指定したノードの rigidBodyInterface MixinInterface を返します。

以下のメソッドは、衝突情報へのアクセスに関連するものです。

   

<integer>reactor.getNumStoredCollisions() 

保存されている衝突の数を返します。

   

<maxObject by value array>reactor.getStoredCollisions() 

保存されているすべての衝突を Collision_Info: ReferenceTarget オブジェクトの配列として返します。

   

<void>reactor.setStoredCollisions <maxObject by value array>newCollisions 

保存された衝突を指定した配列に設定します。

   

<void>reactor.addCollisions <maxObject by value array>newCollisions 

保存された衝突に指定した配列を追加します。

   

<void>reactor.clearStoredCollisions() 

保存された衝突をクリアします。

   

<boolean>reactor.saveStoredCollisions <string>path <string>filename 

保存された衝突を指定したパスとファイル名で保存します。成功したら true を戻します。

   

<void>reactor.getFilteredCollisionPairsLists <&node array>firstObjects <&node array>secondObjects 
		   
firstObjects is In and Out parameter 
secondObjects is In and Out parameter 		

フィルタ処理された衝突ペアを 2 つの参照配列内に返します。同じインデックスを持つ両方の配列の要素が、衝突ペアに対応しています。

   

<void>reactor.setFilteredCollisionPairsLists <&node array>firstObjects <&node array>secondObjects  
		   
firstObjects is In and Out parameter 
secondObjects is In and Out parameter 		

フィルタ処理された衝突ペアのリストを 2 つの参照配列に設定します。同じインデックスを持つ両方の配列の要素が、衝突ペアに対応しています。

   

<void>reactor.getDisabledCollisionPairsLists <&node array>firstObjects <&node array>secondObjects  
		   
firstObjects is In and Out parameter 
secondObjects is In and Out parameter 	

無効な衝突ペアのリストを 2 つの参照配列内に返します。同じインデックスを持つ両方の配列の要素が、衝突ペアに対応しています。

   

<void>reactor.setDisabledCollisionPairsLists <&node array>firstObjects <&node array>secondObjects  

firstObjects is In and Out parameter 	 
secondObjects is In and Out parameter 		

無効な衝突ペアのリストを 2 つの参照配列に設定します。同じインデックスを持つ両方の配列の要素が、衝突ペアに対応しています。

   

<void>reactor.enableCollisions <node>objectA <node>objectB 

2 つの指定したオブジェクト間の衝突を有効にします。

   

<void>disableCollisions <node>objectA <node>objectB 

2 つの指定したオブジェクト間の衝突を無効にします。

関連事項