概要 - スタンドアロン ライセンス

シングル ライセンス、マルチシート ライセンス、試用ライセンス、およびライセンス ファイルについて説明します。

スタンドアロン ライセンスは、指定された製品を 1 人のユーザが使用できるようにオーソライズします。製品は複数のコンピュータにインストールできます。しかし、同じ製品の複数のインスタンスを、異なるコンピュータで同時に実行することはできません。

スタンドアロン ライセンスでは、使用開始してから指定された期間、通常は 30 日間、オートデスク製品を試用モードで使用することができます。製品スイートの場合、試用モードの使用期限の計算は、最初に製品を使用したときから開始されます。それがスイートに含まれるすべてのオートデスク製品に適用されます。試用期間の前後で、いつでもライセンスのアクティベーションを行うことができます。

スタンドアロン ライセンス発行プロセス(マルチシート スタンドアロンを含む)では、ライセンス ファイル(信頼できるストレージ ファイルと呼ばれる)が作成され、コンピュータのファイル システムに若干の変更が加えられます。ライセンス ファイルとこれに関連した変更は、製品をアンインストールしてもコンピュータ上に残ります。同じコンピュータにオートデスク製品を再インストールすると、再アクティベーションを行わなくても、ライセンスは有効のままとなります。

信頼できるストレージ ファイルは、adskflex_00691b00_tsf.data のような形式になります。ファイルには、コンピュータ上のすべてのアクティベーションされたスタンドアロン ライセンスが含まれます。このファイルを削除した場合は、すべてのライセンスを再アクティベーションする必要があります。ライセンスの再アクティベーションは、コンピュータのハードウェア ID やネットワーク ID を大幅に変更した場合も必要になることがあります。これは、スタンドアロン製品が起動されるたびに、システムによりコンピュータの一部の属性がチェックされ、信頼できるストレージ ファイル内の値と比較されるためです。比較される値の一部は次のとおりです。

これらの値をいくらか変更することはできますが、大幅に変更すると、検証に失敗して、ライセンスを再アクティベーションしなければならなくなります。たとえば、ハード ドライブやネットワーク カードを置換した場合などはこれに該当し、ライセンスの再アクティベーションが必要となることがあります。ハードウェアを変更しても検証に失敗しないようにするには、変更前にライセンス転送ユーティリティを使用してコンピュータからライセンスをエクスポートし、変更後にライセンスをコンピュータにインポートして戻してください。

マルチシート スタンドアロン ライセンス

マルチシート スタンドアロン ライセンスは、1 つのシリアル番号とプロダクト キーを使用して、指定した数のコンピュータ上で 1 つまたは複数のオートデスク製品を実行できるようにします。 シングル スタンドアロン ライセンスと同様、インターネット接続が可能な場合に、シリアル番号とプロダクト キーの組み合わせがオートデスクにより正しく登録されると、製品は最初に起動したときに自動的にアクティベーションが行われます。

マルチシート スタンドアロン ライセンスは、インストーラの[配置を作成]オプションを使用して作成したイメージから、ネットワーク上の複数のコンピュータに効率的に配布できます。

マルチシート スタンドアロン インストレーションと配置の詳細は、 『ネットワーク管理者用ガイド』 または www.autodesk.com/licensing-jpn を参照してください。