オプション ファイルでライセンス借用の環境設定を行うには

オートデスク製品がライセンス借用機能をサポートしている場合は、オプション ファイルを使用してライセンス借用オプションを環境設定できます。たとえば、ネットワークから同時に借用できるライセンスの最大数を定義したり、オートデスク製品のライセンスを借用できるユーザを定義することができます。

注: オートデスク製品のライセンスが冗長ライセンス サーバ プールから貸し出されている場合は、Network License Manager を停止した後にライセンス サーバを再起動する必要があります。

借用期間が終了すると、借用ライセンスは借用者のコンピュータで自動的に無効になり、再度ライセンス サーバ上で使用可能になります。ライセンスは、借用期間が終了する前に返還することもできます。

  1. オプション ファイルに、独立行として次の構文を入力します(BORROW_LOWWATER は大文字)。

    BORROW_LOWWATER feature_code n

    BORROW 構文内の feature_code は、ライセンス ファイルに指定されているとおりのオートデスク製品のコードで、n はサーバに残っている必要があるライセンスの最低数です。この数に達すると、それ以上ライセンスを借用できなくなります。

    たとえば、BORROW_LOWWATER 85732ACDLT_2012_0F 3 という構文は、AutoCAD LT 2012 という製品に関しては、ライセンス サーバに 3 ライセンスしか残っていない場合は、借用できるライセンスはないことを意味します。

  2. 後続の行に次の構文を入力します(MAX_BORROW_HOURS は大文字)。

    MAX_BORROW_HOURS feature_code n

    この構文で、"n" は、ライセンスを貸し出すことができる時間数です。

    たとえば、MAX_BORROW_HOURS 85732ACDLT_2012_0F 360 という構文は、AutoCAD LT 2012 という製品を 360 時間(15 日)貸し出せることを意味します。

    注: ライセンスは、24 時間単位で貸し出されます。24 の倍数ではない数値の場合、最も近い倍数に切り捨てられます。たとえば 125 は、120 時間(5 日)に切り捨てられます。

ライセンス借用機能をセットアップする方法については、Network License Manager フォルダ内の FLEXnet のドキュメントを参照してください。Windows サーバの場合、既定ではこのドキュメントは、C:¥Program Files¥Autodesk¥Autodesk Network License Manager にインストールされます。Mac OS X サーバまたは Linux サーバの場合、このドキュメントは Network License Manager フォルダにインストールされます。他に、「Autodesk Knowledge Network」Web ページの「How to control network license access using an options file (オプション ファイルを使用してネットワーク ライセンスのアクセスをコントロールするには)」も参照してください。

注: オートデスク製品でライセンスを借用するには、[ヘルプ][バージョン情報][製品情報]または[製品ライセンス情報][ライセンスを借用]を選択します。または、製品のコマンド ラインに borrowlicense と入力します。