結合できるネットワーク ライセンスと結合できないネットワーク ライセンスについて説明します。
ネットワーク ライセンスを結合するのは、同じネットワークで実行している複数のオートデスク製品をサポートするためです。1 つまたは複数の製品を購入して登録するときに、オートデスクはその製品のライセンス ファイルを発行します。後で製品を追加購入した場合、オートデスクは新しい製品のライセンス ファイルを発行します。2 つのライセンス ファイルを結合することにより、同じネットワーク上のすべての製品を実行することができます。
2 つのライセンス ファイルを結合する場合、1 つのファイルの一番下の部分(VENDOR 行の後すべて)をコピーし、それをもう 1 つのファイルの内容に追加します。結果として得られたファイルには、2 つの INCREMENT セクションがあります。そのファイルには、Subscription で購入した各ライセンスに対する PACKAGE セクションもあります。
各ライセンス ファイルの発行日は、非常に重要です。2 つのライセンス ファイルに異なる発行日が含まれ、いくつかの製品が両方のファイルに存在する場合、先に発行されたバージョンは新しいバージョンに置き換えられ、その結果、ライセンスの総数は減少します。
結合できるライセンス ファイル
- バージョンに関係なく、Revit と Showcase など、異なるオートデスク製品のライセンス。
- Revit 2013 と Revit 2014 など、同じ製品の異なるバージョンのライセンス。
結合を避けるべきライセンス ファイル
- 異なる日付で発行された同じ製品かつ同じバージョンの複数のライセンス。たとえば、AutoCAD 2014 のライセンスを 12 持っており、後で同じ製品のライセンスをさらに 8 購入した場合、新しい 8 つのライセンスは先に購入したライセンスに置き換えられ、20 ではなく 12 のライセンスにしかアクセスできません。
- パッケージ(製品の複数のバージョン)のライセンスとパッケージに含まれる特定の製品のライセンス。たとえば、Building Design Suite 2011 から 2014 の新しいパッケージがあり、これと Revit 2013 の古いシングル ライセンスを結合すると、古い Revit のライセンスはキャンセルされ、スイート内のバージョンに置き換えられます。
- 共通の発行日と異なる発行日の製品を持つ 2 つのスイートのライセンス ファイル。この場合、製品の旧バージョンの製品の古いライセンスは新しいライセンスに置き換えられます。たとえば、Building Design Suite と Product Design Suite の 2014 パッケージ バージョンのライセンス ファイルを結合すると、3ds Max Design、AutoCAD、Navisworks Manage など、両方のスイートに共通の製品の 2011-2013 バージョンのライセンスが、一方のスイートでキャンセルされることになります。
ライセンス ファイルの結合によってライセンスへのアクセスが失われるのを防ぐには、オートデスクのサポートに連絡し、結合するライセンスがすべて含まれる新しいライセンス ファイルを要求します。この新しいライセンス ファイルは、すべての製品ライセンスに対する 1 つの発行日を持ち、これによって旧ライセンスが置き換えられるのを防ぐことができます。