イメージを読み込むときは、カラー変換を適用して接続スペースに変換し、その後選択した作業スペースに変換する必要があります。タイプの異なるイメージには異なる変換が必要です。
たとえば、ProPhoto 原色を使用してシーンリニア値を扱うと仮定します。まず入力を ACES に変換し、その後 primaries/ フォルダの ACES_to_CIE-XYZ、CIE-XYZ_to_ProPhoto-RIMM の順に適用します。必要に応じて、3 つすべての変換を順番に適用するカスタム .ctf ファイルを書き出すことができます。
一方、未処理のデジタル シネマ カメラ フッテージを読み込み、ビデオエンコード値を使用して作業を行う場合、camera/ フォルダの適切な変換を使用してイメージを読み込み、RRT+ODT/ フォルダのいずれかの変換を適用することができます。
Digital Cinema Distribution Master (DCDM)値を HD ビデオに変換する必要がある場合、DCDM が DCI キャリブレーション白色点にマスターされているときには、display/DCDM/ フォルダの DCI_to_CIE-XYZ、display/broadcast/ フォルダの CIE-XYZ_to_HD-video の順番に適用することができます。ただし、この結果ニュートラルであると考えられるカラーの RGB 値が等しくならない場合、最初の変換を DCI-D65_to_CIE-XYZ などの異なる白色点に関連する変換に置き換える必要がある場合があります(「白色点の変換」を参照してください)。