インタラクティブなボートの シミュレーションを作成する

海洋、モーター ボート、およびボートを駆動させるホットキーを組み合わせることにより、モーター ボートのインタラクティブ シミュレーションを作成することができます。

  1. 流体エフェクト > 海洋 > 海洋の作成(Fluid Effects > Ocean > Create Ocean) > を選択します。

    海洋の作成オプション(Create Ocean Options)ウィンドウが表示されます。

  2. カメラにアタッチ(Attach to Camera)プレビュー プレーンの作成(Create Preview Plane)をオンにして、海洋の作成(Create Ocean)をクリックします。
  3. ボートのジオメトリを選択します。
  4. 流体エフェクト > 海洋 > モーター ボートの作成(Fluid Effects > Ocean > Make Motor Boats)を選択します。

    組み込みエクスプレッションを使用して、ロケータがボートにアタッチされ、水に浮かぶエフェクトがシミュレートされます。

  5. パース ビューカメラ(persp)を選択し、編集 > グループ化(Edit > Group)を選択します。これによりグループが作成され、パース ビューカメラがその中に入れられます。
  6. 接続エディタ(Connection Editor) (ウィンドウ > 一般エディタ > 接続エディタ(Window > General Editors > Connection Editor))で、次を実行します。
    • ステップ#4 で作成したボート ロケータの移動 X (Translate X)および移動 Z (Translate Z)アトリビュートをトランスフォーム(海洋の高さフィールド)の移動 X アトリビュートおよび移動 Z アトリビュートにそれぞれ接続します。
    • ロケータの移動 X アトリビュートと移動 Z アトリビュートを、ステップ#5 で作成したカメラ グループの移動 X アトリビュートと移動 Y アトリビュートに接続します。

      これにより、オーシャン プレーンに沿ったボートの動きがカメラの動きに接続されます。

  7. ボート ロケータを選択して、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)追加のアトリビュート(Extra Attributes)セクションを開きます。
  8. シェーディング モードに切り替えます。
  9. シーンを再生して、スロットルと舵の設定を調整します。

シミュレーション スピードを上げるには、海洋のシェーダの波の乱気流(Wave Turbulence)を 0 にし、周波数の値(Num Frequencies)を大きくします。波の高さ(Wave Height)を大きくすると、ドラマチックな効果をシミュレーションすることもできます。

ホットキー

以下のコマンドのホットキーを作成し、作成したキーを使用してボートを動かします。

ボートを止めるキー

setAttr locator1.throttle 0 setAttr locator1.rudder 0

スロットルを増加

float $t = `getAttr locator1.throttle`; setAttr locator1.throttle ($t + 0.5);

スロットルを減少

float $t = `getAttr locator1.throttle`; $t -= 0.5; if( $t < 0 ) $t = 0.0; setAttr locator1.throttle $t;

取舵

float $t = `getAttr locator1.rudder`; $t += 2.0; if( $t > 20 ) $t = 20; setAttr locator1.rudder $t;

面舵

float $t = `getAttr locator1.rudder`; $t -= 2.0; if( $t < -20 ) $t = -20; setAttr locator1.rudder $t;