パーティクル オブジェクトを選択すると、パーティクル単位で設定可能なアトリビュートがアトリビュート エディタ(Attribute Editor)のパーティクル単位(配列)アトリビュート(Per Particle (Array) Attributes)セクションに表示されます。既定では、次のアトリビュートが表示されます。
これらのアトリビュートを使用すると、さまざまな方法で位置やモーションを制御することができます。
位置(position)、速度(velocity)、加速度(acceleration)アトリビュートは、パーティクルのモーションを制御するための直接的な方法を提供します。ランプ位置(Ramp Position)、ランプ速度(Ramp Velocity)、またはランプ加速度(Ramp Acceleration)アトリビュートは、位置(Position)、速度(Velocity)、または加速度(Acceleration)をランプ テクスチャにより制御します。質量(Mass)アトリビュートは、パーティクルに対する別のオブジェクトのダイナミック インフルエンス(たとえば、フィールドや衝突)から生じるモーションの計算に影響を与えます。以降のページでは、これらのアトリビュートやその他のパーティクル単位のアトリビュートの設定について説明します。
パーティクル オブジェクトに、RGB PP や不透明度 PP (Opacity PP)などの、他のパーティクル単位のアトリビュートを追加した場合、パーティクル単位の(配列)アトリビュート(Per Particle (Array) Attributes)セクションの下部にそれらのアトリビュートが表示されます。
パーティクル単位のアトリビュートは、チャネル ボックス(Channel Box)およびアトリビュート スプレッドシート(Attribute Spreadsheet)では使用できません。
パーティクル単位のアトリビュートの設定方法
パーティクル単位のアトリビュートを設定するには、いくつかの方法があります。
- コンポーネント エディタ(Component Editor)を使用してパーティクル オブジェクト内の個々のパーティクルを選択し、値を割り当てます(コンポーネント エディタ(Component Editor)を使用してパーティクル アトリビュートを設定するを参照)。
- ランプ テクスチャを使用して値を変化させます(ランプ テクスチャを使用してパーティクル アトリビュートを設定するを参照)。
- 作成時のエクスプレッションまたはランタイム エクスプレッションを作成し、固有の値をそれぞれのパーティクルに割り当てます(『MEL とエクスプレッション』マニュアルを参照)。
次の事項に注意してください。
- パーティクル単位のアトリビュートにキーを設定することはできません。
- 上記の方法は、列記した順に複雑さと汎用性が増します。
- いくつかの方法はアトリビュートによっては使用できません。どの方法が使用可能であるかを確認するには、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のパーティクル単位の(配列)アトリビュート(Per Particle (Array) Attributes)セクションでアトリビュート名の右にあるボックスを右クリックします。
- 位置(position)、速度(velocity)、加速度(acceleration)を設定し、さらにランプを使用してそれに対応するランプ アトリビュートを設定した場合、ランプ値だけが使用されます。
- 予期しない結果になるのを防ぐためには、位置、速度、加速度の値を組み合わせて設定しないでください。