スタディの比較

スタディのコピーの作成、2 点の射出位置の設定、充填+保圧解析の実行、1 点の射出位置を設定したスタディの結果との比較を行います。

通常、モデルまたはプロセス設定を編集し、充填+保圧解析を実行して解析結果を比較して、設計を最適化します。

注: このチュートリアルは、リボン ユーザー インターフェースに基づいて説明します。
  1. プロジェクト ペインで[cellphone_study]を右クリックし、[複製]を選択します。 スタディの複製が作成され、そのスタディ名が強調表示されます。
  2. スタディ名を「cellphone_study_2」に変更し、Enter キーを押して名前を変更します。
  3. プロジェクト ペインで[cellphone_study_2]を選択し、新しいスタディを表示します。
  4. Viewcube[下面ビュー]をクリックし、携帯電話カバーの底面を表示します。
  5. ([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [射出位置])をクリックし、携帯電話カバーの底面に射出位置を 2 点設置します。


  6. モデル ペインを右クリックして、[完了 射出位置の設定]を選択します。
  7. ([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [解析ウィザード])をクリックし、充填+保圧解析を選択し、[完了]をクリックします。
  8. スタディ タスク ペインで[解析実行]をクリックし、解析を開始します。

    解析完了後、解析結果を射出位置を 1 点設定したスタディの結果と比較します。

  9. Autodesk ディスカッション グループタブまたは他にモデルが開いている場合(モデル ペインの下部で確認可能)は、次の手順に進む前にこれらを閉じます。 これで、2 つのスタディを並べて表示するときに、このブラウザ ウィンドウは表示されません。
  10. ([表示]タブ > [ウィンドウ]パネル > [並べて表示])をクリックし、ドロップダウン メニューから[上下に並べて表示]を選択します。
  11. ([表示]タブ > [ロック]パネル > [ビューのロック])をクリックし、ドロップダウン メニューから[すべてのビューのロック]を選択し、両方のモデルを同様に表示します。 一方のモデルを回転すると、他方のモデルも同様に回転します。
  12. ([表示]タブ > [ロック]パネル > [アニメーションのロック])をクリックしし、ドロップダウン メニューから [すべてのアニメーションのロック]を選択します。両方のモデルで同じ結果のアニメーションが同時に表示されます。
  13. ([表示]タブ > [ロック]パネル > [プロットのロック])をクリックし、ドロップダウン メニューから [すべてのプロットのロック]を選択し、両方のモデルを同様に表示します。 [プロットのロック]ドロップダウン メニューから [すべてのプロットの解除] をクリックすると、異なる結果を同時に表示することができます。
  14. 充填時間 結果を表示します。 2 点の射出位置を設定したモデルの充填時間の方が長いことが分かります。
  15. エアー トラップ 結果を表示します。 2 点の射出位置を設定したモデルにより多くのエアー トラップがあることが分かります。
  16. ウェルド ライン 結果を表示します。 両モデルではウェルド ラインは異なる位置にありますが、同程度のウェルド ラインであることが分かります。
  17. 突出可能温度への到達時間 結果を表示します。 2 点の射出位置を設定したモデルの冷却により長い時間を要することが分かります。
他の結果を確認して、2 つのモデルを確認します。[ダイナミック ヘルプ]パネルを使用して、どちらのモデルの結果が良好であるかを確認します。

結果の比較により、1 点の射出位置を設定したモデルの方が良好な成形品を作成できることが分かります。2 点の射出位置を設定したモデルは、充填および冷却により長い時間を要し、より多くのエアー トラップが発生します。